東京五輪でできたC1を、フェラーリ「カリフォルニアT」で周回する【首都高ループドライブ:02】

首都高速C1をドライブしてわかるカリフォルニアTの実力

 フェラーリは、8気筒FRのカリフォルニアをビッグマイナーチェンジするにあたり、搭載エンジンをツインターボ化し、そのネーミングを新たに「カリフォルニアT」とした。

 わずか14秒でオープン&クローズが可能なリトラクタブル・ハードトップを備えることは同様だが、エクステリア&インテリアのディテールは若干見直されている。

 搭載されるV型8気筒エンジンは、正確には3855ccの排気量である。これにツインスクロール型のターボチャージャーをツインで組み合わせることで、560psの最高出力を得ることに成功した。

 フェラーリのエントリーモデルとしての役割も担うカリフォルニアT。ミドシップのV8フェラーリとは異なる魅力が、このモデルには感じられる。

C1を1周したあと、中央道へと戻るのもよいが、C2や湾岸へと抜けて、さらにドライブを楽しむという手もある
C1を1周したあと、中央道へと戻るのもよいが、C2や湾岸へと抜けて、さらにドライブを楽しむという手もある

●PRICE:2450万円(新車当時)

 リトラクタブル・ハードトップを採用した新世代のカリフォルニア・モデル。フェラーリのラインアップ中でもっとも価格は低かったため、メルセデス・ベンツSLクラスなどからの乗り換え需要もあった。

●POWER:560ps

 3.9リッターのV8ツインターボは560psを発揮。車重の嵩むトップ機構を持つが0-100km/h加速は3.6秒で最高速は316km/hに及ぶ。

●SOUNDS:★★★★★★★☆☆☆

 自然吸気のV8を搭載していたカリフォルニアを知っている人なら、ちょっと残念に思うかもしれないというレベルのターボだ。

●女子ウケ度:★★★★★★★★☆☆

 フェラーリというブランドに加え、普通に乗れてしまうカリフォルニアTは、間違いなく女子ウケはいいはずである。深夜、ゆっくりと首都高を流す程度なら、風の巻き込みも少ないため、ドライブデートの演出としてオープントップで走るのもいいだろう。

●ストイック度:★★★★★★☆☆☆☆

 気軽に乗れるフェラーリで、しかもリアシートもあり、トランク容量もたっぷりなどと便利な分、ストイックさには欠ける。

●総合評価:★★★★★★★☆☆☆

 オープンエアを楽しむという点では満点だが、スーパーカーでオープンエアを楽しむという点に置いては刺激が足りない。普段乗りのフェラーリである。

深夜の新宿副都心エリアは、クルマの通りも少なく、撮影ポイントである
深夜の新宿副都心エリアは、クルマの通りも少なく、撮影ポイントである

Ferrari California T
フェラーリ カリフォルニア T
●最高出力:560ps/7500rpm
●最大トルク:755Nm/4750rpm
●0ー100km/h加速:3.6秒
●最高速度:316km/h
●価格:2450万円(新車当時)

【画像】深夜の首都高速をアヴェンタドールで堪能する(11枚)

まさか自分のクルマが… 高級外車のような超高音質にできるとっておきの方法を見る!

画像ギャラリー

1 2

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー