一見ブサイクだけど実はほっこり系!? ブサカワイイ車5選

欧州車でもブサカワなモデルがあった!

●シトロエン「C3エアクロスSUV」

まさにシトロエンの真骨頂であるユニークなデザインの「C3エアクロスSUV」
まさにシトロエンの真骨頂であるユニークなデザインの「C3エアクロスSUV」

 2017年10月に本国フランスで発売され、好調なセールスを記録したシトロエン「C3エアクロスSUV」が、2019年の夏に日本でも発売されました。先に発売された「C5エアクロスSUV」に続く、シトロエンの個性派SUV第2弾です。

 ボディサイズは全長4160mm×全幅1765mm×全高1630mmとコンパクトで、日本の道路でもストレスなく走れるサイズとなっています。

 ラインナップはベーシックな「フィール」と、装備が充実した「シャイン」の2グレードを展開し、価格(消費税込)はフィールが263万8000円、シャインが279万1000円と、輸入SUVとしてかなり戦略的な設定です。

 スタイリングはコロっとした印象で、2色のルーフカラーや3色のカラーパック(ヘッドライトユニットベゼルやドアミラーなど)が用意されていることで、自分好みの組み合わせが可能です。

 フロントフェイスは細長い目のようなデイタイムライトに、ヘッドライトがほっぺた、グリルが口に見え、まるで不機嫌な子どものようなシトロエンらしさにあふれるブサカワイイ顔となっています。

●ダイハツ「ミラココア プラスX」

盛りすぎたためにブサカワイイ度がアップした「ミラココア プラスX」
盛りすぎたためにブサカワイイ度がアップした「ミラココア プラスX」

 2009年に発売されたダイハツ「ミラココア」は、「ミラ」をベースにファンシーな印象にデザインされ、女性をターゲットとしたワゴンタイプの軽自動車です。

 搭載されたエンジンは58馬力の660cc直列3気筒自然吸気のみで、日常の利用には十分な性能を発揮。

 全体に丸みを帯びた外観は6ライトウインドウが特徴で、ややクラシカルな雰囲気もあり、丸型ヘッドライトのフロントフェイスと相まって「かわいい」印象です。

 そして、2014年のマイナーチェンジで内外装のカラーバリエーションを160通りに増やすと同時に、「ココアプラスX」グレードは大型メッキグリルとなります。

 この変更でフロントフェイスは、口を「イーッ!」としているような印象になってしまいました。

 ミラココアはとにかくカワイイを強調していましたが、さすがに盛りすぎたのを反省したのか、2018年に発売された「ミラ トコット」では、ナチュラルさが強調されています。

※ ※ ※

 クルマのデザインには、その時代の流行が反映されるケースが多く見受けられます。

 近年では、精悍なフロントフェイスを実現するために、つり上がった目のようなヘッドライトの採用や、ピラーをブラックアウトしたフローティングルーフ、クーペスタイルのセダンやSUVがトレンドです。

 しかし、これまで販売されたクルマを見ると、時が経って陳腐化してしまったデザインも散見されます。

 デザインに正解は無いといいますが、長い年月を経ても色褪せない魅力を保ったクルマこそ、優れたデザインなのではないでしょうか。

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