売る時に査定額もアップする!? クルマをコーティングするメリット・デメリットとは?
コーティングのメリット・デメリットは? 査定額アップも
コーティングには多くのメリットがあり、高い料金を支払ってもそれだけの価値があるといえます。
まず、汚れがつきにくくボディの輝きが持続するため、洗車頻度を少なくすることが可能です。
また、雨の日には撥水や親水によって水が流れ落ちるため、雨染みなどを防ぐこともできます。
しかし、少なからずデメリットもあり、高価なコーティングほど耐久性に優れていますが、施工時間に数日を要する場合があります。
また、ガラスコーティングに関しては、施工後もガラス被膜が完全に硬化するまで約10日は洗車を避ける必要があるとされており、うっかり洗車をしてしまうと高額な料金を支払ったものが台無しとなることも。
ほかにも、最新の洗車機はキズが付きにくくはなっていますが、コーティングを長持ちさせるためには、大量の水を使って手洗いすることが前提となっているようです。
なお、コーティング剤を購入すればユーザー自身でも施工することは可能ですが、かなり難しいようで、大手カー用品店スタッフは以下のように話します。
「コーティングは、施工前にクルマをキレイな状態に戻す『下準備』が命といわれています。
また、エンブレム付近は凹凸が激しいため、よほど腕に自身が無いと完璧にキレイにするのは難しいでしょう」
鉄粉や油脂を除去するには、専用の洗浄液や正しい洗浄手順を守る必要があり、単純に洗車をすればいいというワケではないようです。
失敗すればさらなるお金と時間がかかってしまうので、プロに依頼するのが懸命といえるでしょう。
また、紫外線による塗装のダメージを最小限に抑えることができるので、手放す際の査定価格にも影響があるようです。
中古車販売店スタッフは、以下のように話します。
「業界で定められている査定項目に、コーティングの有無といった具体的な項目はないため、売る直前にコーティングをしてもあまり意味はありません。
しかし、新車の時からコーティングをしていた場合としていない場合では、クルマの状態は大きく変わります。
とくに、サビに関しては時間が経ったあとでは除去が難しくなるため、査定額に大きく影響します。
もちろん車種や状態にもよりますが、数十万円単位で変わることも十分考えられると思います」
※ ※ ※
ボディコーティングは定期的なメンテナンスや維持費が必要になるものの、手放す際の査定額が上がることを考慮すると、賢い選択といえます。
通勤等でクルマを使う頻度が高ければ、毎日ピカピカであることに越したことはないでしょう。
愛車に感謝の意を込めて、ぜひこの機会にコーティングを試してみてはいかがでしょうか。
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