やっぱりトヨタ「アクア」が好き!? 登場から9年でも衰えず人気な理由
ヤリス&フィットよりもアクアが良い?
2019年10月に発表された新型ヤリスや新型フィット。2台は、国内市場で人気の高いコンパクトカーカテゴリーに属していることもあり、多くのユーザーから注目されていました。
その影響もあって前述のように、アクアの販売台数に影響が出ていましたが、両車が発売された2020年2月の販売台数では予想外の結果となったのです。
同月の登録車販売台数では、これらのうちアクアが8433台でもっとも上位の5位にランクイン。続いて、7位フィットが8221台、22位ヤリスが3491台、28位ヴィッツが2876台となりました。
新型2台の発売日はヤリスが2月10日、フィットは2月14日とほかの登録車と比べると期間が狭まりますが、先行受注分を2月に登録していればその分台数が多くなります。
また、この登録車販売台数には、新型フィットが発売される前に、ディーラーなどで在庫販売されていた先代フィットもカウントされていますが、ヤリスとヴィッツは車名が異なっているため別車種として表記されていることも、新型2台に差がある理由です。
では、そんななかでもアクアの台数が伸びた要因とはなんなのでしょうか。前出の販売店スタッフは、次のように話します。
「新型ヤリスは、これまでのコンパクトカーの概念を打ち破るほどの燃費性能や安全・快適機能が搭載され、トヨタ初の機能も多く魅力的な車種です。
ただし、新型ヤリスよりアクアや先代ヴィッツの方が室内長に余裕があるため後席でも窮屈さを感じません。
新型ヤリスは、ファミリーユースよりもパーソナルユースを重要視したと聞いています。しかし、実際に日本でコンパクトカーを検討されるお客さまの多くは、使い勝手の良さが一番のアドバンテージになります。
そうなると、新型ヤリスよりもアクアを選ぶ人が一定数存在したことが、アクアの台数増加の理由かもしれません」
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パーソナルユースを重要視した新型ヤリスと5つの異なるスタイルを提案する新型フィット。そこに、9年目を迎える「ちょうど良い」アクアが対抗した形となった2月の登録車販売台数ですが、新型モデルの先行受注分が納車される3月では、どのような結果となるのか注目です。
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