日産新型「ルークス」と「デイズルークス」はどう違う? 新旧モデルを徹底比較
運転支援技術「プロパイロット」搭載で安全性も向上
新型ルークスは、2019年3月に発売された新型デイズのプラットフォームを採用し、大人4人がゆったりと過ごせる広い室内を実現。座った際の膝回りのスペースも十分に確保しました。
後席ニールームは795mmあり、ゆったりと座ることができるとともに、後席の室内高は1400mmと、小さな子どもであれば、立ったまま着替えることも可能です。
さらに、荷室も、荷室床面の長さが675mmと広いスペースを確保したことで、48リッターのスーツケースを4つ、積載することができます。
後席スライドドアの開口幅は650mmを確保し、楽に乗り降りができます。このスライドドアは、「セレナ」で好評の片足を車体の下にかざすだけで自動開閉する「ハンズフリーオートスライドドア」を両側共に採用。荷物で両手が塞がっていたり、子どもを抱っこしていても楽にドアを開閉することができます。
また、後席は、最大320mmスライドさせることができるため、前方にスライドすると運転席に座ったまま後席に座っている子どもに手が届きます。なお、助手席の肩口にリクライニングレバーを設定し、運転席から助手席を前に倒すことで、より後席に手が届きやすくなります。
先代モデルよりも前席のシートのヒップポイントを60mm高くし、広い視界を確保。さらに、小さな子どもや年配者乗り降りをサポートする、助手席側スライドドア部の「オートステップ」をオプション設定しました。
新型ルークスのパワートレインは、自然吸気エンジンとターボエンジンがありますが、全車にスマートシンプルハイブリッドを組み合わせました。駆動方式はすべてのグレードで2WDと4WDが選択でき、トランスミッションはCVTです。
燃費(JC08モード)は、先代のデイズルークスは17.2km/Lから20.8km/L、新型ルークスが21.2km/Lから27.2km/L(WLTCモードは16.4km/Lから20.8km/L)と向上しています。
新型ルークスの安全装備は、踏み間違い衝突防止アシストやインテリジェントエマージェンシーブレーキ、車線逸脱防止システム+車線逸脱警報、前方追突予測警報、ふらつき警報、標識検知機能、先行車発進お知らせなどが全車標準装備されます。
さらに、運転支援技術「プロパイロット」はハイウェイスターに設定されている「プロパイロットエディション」に標準装備されます。
新型ルークスのプロパイロットは、デイズに搭載されているものをさらに進化させ、新たにミリ波レーダーを追加。より遠くの先行車の状況を検知し、スムーズな制御が可能になりました。
なお、標準仕様にはプロパイロットの設定がなく、オプションでも選択することができません。
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軽自動車のスーパーハイトワゴンは、新車販売台数が日本一のホンダ「N-BOX」をはじめ、ダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」など、ライバルが多いカテゴリです。
新型ルークスは、デイズが外れたことで独自ブランドとして歩んでいくことになりますが、とくに一番のライバルとされるN-BOXに対してどこまで迫ることができるか注目されています。
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