車の燃料表示がゼロに! あと何キロ走れるの? 燃料切れが違反行為の場合も
電気自動車がガス欠ならぬ「電欠」を起こしたら?
メーター上の表示がゼロを指してから、クルマはどれくらい走るのでしょうか。国産ディーラーの整備スタッフは以下のように話します。

「道路条件や車種によって異なりますので一概にはいえませんが、車種によっては最大で50kmほど走る場合もあります。
ただ、仮にハイブリッド車であってもガソリンが無いと走行はできないので、ガス欠を起こしてエンジンが止まってしまえば走行不可能です。
一度完全なガス欠を起こしてしまうと、エンジンまわりの部品にダメージを与え、クルマの寿命を縮めてしまう恐れがあります。ガソリンメーターが残り2メモリほどになったら給油するなど、給油忘れを確実に防ぐためのルールを設けることをおすすめします」
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内燃機関を搭載したクルマでガス欠を起こしてしまった場合はロードサービスへの救援要請や最寄りのガソリンスタンドで対処が可能ですが、電気自動車の場合はどうでしょうか。
電気自動車「リーフ」を販売する、日産の販売店スタッフは以下のように話します。
「基本的にはガソリン車と同じで、ロードサービスへの連絡がもっとも適切な対処方法でしょう。社外品では、持ち運び可能な容量の充電器も存在するようですが、トラブルのリスクを考えるとおすすめはできません」
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高速道路上でガス欠を起こした場合は交通違反とされ、違反点数2点と反則金9000円(普通車)が課せられてしまいます。
ガス欠は、クルマを移動することもできない危険な状態になるため、道路の真ん中でガス欠を起こせば重大事故につながる恐れもあります。
ドライバーの意識で未然に防ぐことができるため、運転する際は燃料計を十分に確認しましょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。











