屋根なし軽トラが存在!? 農家の魔改造軽トラの正体

屋根なし軽トラックは誰でも作れる?

 屋根なし軽トラは、どのようなような方法で作られるのでしょうか。また、故障した際には修理はどうするのでしょうか。

 茨城県で農業を手伝う会社員は、以下のように話しています。

「軽トラの屋根を切る場合は、左右のドア、フロントとリアのガラスを外していくところから始まります。

 ドアはボルトで止まっているので簡単に外れますが、フロントガラスは専門の業者に外してもらうか、割ってしまう必要があります。

 それらの作業が終わったら屋根を切る作業です。屋根を切るためにはサンダーやディスクグラインダーを使います。ホームセンターで売ってるものですので、簡単に手に入ります。

 屋根はAピラーとリアの壁を切り落とせば取れますが、火花が散ったり、大きな音も出るうえ、時間もかかります。専門的な知識が無くてもできますが、危険な作業なので、自分は友人と一緒にやっています」

 故障してしまった時の対処方法について、前出の会社員は以下のようにも話しています。

「基本的に自分たちで修理するしかないです。知り合いに自動車整備士がいれば、その人にお願いすることもありますが、軽トラは構造が簡単なので、オイル交換といった整備は自分たちでできます。

 エンジンが壊れてしまったときは廃車にせざるをえないですが、ちょっとした故障があっても、車検を通す必要がないので問題はありません。年間100kmも乗らないので、消耗品の交換もほぼ無いです。バッテリーも、乗るときだけほかの軽自動車のものを取り外して使っています」

廃車となった軽トラ
廃車となった軽トラ

 車検ではブレーキやタイヤの消耗をチェックされ、必要に応じて交換することがありますが、果樹園のような限られた場所でしか使わない場合は、ブレーキもタイヤもほとんど交換することがないのかもしれません。
 
 軽トラは構造がシンプルであるため、屋根を切り落としたり、車検整備を受けなかったとしても、簡単に壊れることが無く、農家の人にとっては手ごろな「農園専用車」なのかもしれません。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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