「SUV風軽自動車」なぜ増加? 個性的デザインの軽が続々登場する訳は
スーパーハイトワゴンでもSUV風モデルが人気
軽自動車におけるSUV風スタイルの人気は、前出の車種に留まりません。

トールワゴンタイプだけでなく、全高1700mm以上のボディに後席両側スライドドアを装備したスーパーハイトワゴンの軽自動車をベースにしたSUV風モデルも登場しています。
2018年12月にはスズキ「スペーシア」をベースとした「スペーシアギア」が登場。そして2020年3月には三菱から「eKクロススペース」の発売が予定されています。
前出のトールワゴンタイプのモデルがヒンジ式の後席ドアを採用するのに対し、後席両側スライドドアの採用によって、より利便性が高まっていることが特徴です。
スペーシアギアの特徴について、スズキは次のように話します。
「スペーシアギアのデザイン面については、アウトドアテイストあふれるアクティブな印象のエクステリアや、タフな雰囲気に遊び心を盛り込んだ個性的なインテリアが特徴です。
また、日常使いだけでなく、アウトドア、レジャーでの使い勝手にも優れたユーティリティ性や、幅広いカラーバリエーションもポイントとなります。
発売当初の全体での販売比率は『標準車約4割、カスタム約4割、ギア約2割』というかたちですが、ギアの販売目標(2千台/月)を上回る台数でした」
また、発売が2か月後に迫るeKクロススペースについて、前出の三菱の販売店は「eKクロスのデザインが好評なこともあり、それに加えて利便性が向上する後席両側スライドドアが付いているので、販売店としては楽しみな1台です」とコメントします。
“普通”の軽自動車で満足できなくなったユーザーを、外観の個性や利便性などのさらなる付加価値で満足させるべく、軽自動車の販売競争は熾烈さを増しています。
Writer: くるまのニュース編集部
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