ハイパワーでも過激すぎない!? 今や希少な高性能コンパクトカー3選
ハイパワーで普段使いにもいい! 優等生なモデルとは!?
●スバル「インプレッサ 2.0GT」
かつて、スバルを代表する高性能車といえば「インプレッサ WRX STI」でしたが、2011年に発売された4代目からは設定されず、高性能モデルは「WRX STI」として2014年に独立したモデルになったため、現在、5代目となるインプレッサはスバルのベーシックカーというポジションに収まっています。
2007年に発売された3代目では、フラッグシップにインプレッサ WRX STIが君臨していましたが、それよりもマイルドなモデル「2.0GT」がラインナップ。
2.0GT(発売当初は「S-GT」)は5ドアハッチバックのみに設定され、搭載するエンジンはWRX STIと同じ「EJ20型」2リッター水平対向4気筒ターボで、最高出力250馬力とWRX STIよりもややデチューンされています。
駆動方式は4WDで、比較的軽量な1300kg台の車体とあって、十分な加速性能を持っていました。なお、足まわりやブレーキもWRX STIほど強化されておらず、ソフトなセッティングとなっていました。
ボディサイズは全長4415mm×全幅1740mm×全高1475mmと、日本の道でも扱いやすいサイズに収まっており、高性能ながらも、荷室も広く、使い勝手のよいモデルです。
2.0GTはWRX STIにくらべて目立たない存在でしたが、パワーも十分で扱いやすさもあり、コンパクトカーとして優等生な1台ではないでしょうか。
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近年、ダウンサイジングターボエンジンの台頭により、小排気量で高出力なモデルが急増しています。単純に、このエンジンをコンパクトカーに搭載すれば、ホットモデルが完成するのではないでしょうか。
一般的には1.5リッターで最高出力180馬力ほどを発揮しており、しかも燃費性能も優秀ですから、なかなか面白いモデルができそうです。