創業100周年の「マツダ」 フォードからトヨタへと変わる次の一手とは
マツダは2020年1月30日に創立100周年を迎え、同社の丸本明社長はコメントを発表しました。かつてのフォードとの提携を解消し、新たにトヨタとの協業を深めるマツダは、100周年を迎えてどのようなメッセージを発したのでしょうか。
マツダ丸本社長、100周年を迎え感謝のコメント
マツダは、2020年1月30日に創立100周年を迎えました。1920年からの100年、そしてこれからの100年について、代表取締役社長兼CEOの丸本明氏は、どのようなメッセージを発表したのでしょうか。
マツダは1920年にコルクの製造で創業した後、1931年に初の3輪トラック「マツダ号」の生産を開始し、1960年に初の4輪乗用車「R360クーペ」を発売。2020年現在、マツダ車のユーザーは130を超える国・地域に広がっています。
また、かつてフォードと資本提携をおこなっていた時期もありましたが、現在は解消。2017年には新たに、トヨタとの業務資本提携に関する合意書を締結したほか、2018年にはアメリカに合弁新工場の建設を決定したことを発表しています。
同社の創立100周年にあたり、丸本明代表取締役社長兼CEOは、次のようにコメントします。
「マツダは100年前にコルクの製造で創業し、その後、自動車の製造の道に進みました。いまでは130を超える国・地域のお客さまにマツダ車をご愛顧いただいております。
長い道のりのなか、良いときも、厳しいときも、お客さまをはじめ、販売会社さま、お取引先さま、ビジネスパートナーさま、地域の皆さまなど、ステークホルダーの皆さまからの支えがあったからこそ、今日という日を迎えることができました。すべての皆さまに心より感謝申し上げます。
次の100年に向け、私たちは人を第一に考えた『人と共に創る独自性』を大切にしてまいります。関係するすべての皆さまとの協業や共創を強化しながら、お客さまに愛着を持っていただける独自性あふれる商品・技術・顧客体験の創造に、今後も挑戦し続けてまいります」
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マツダは同日、本社講堂(広島県安芸郡府中町)で「創立100周年記念式典」を開催。役員や従業員、組合・関連会社の代表者など約500名が出席しました。
マツダは、2020年の1年を通じて、100周年を記念した催しを実施。同年3月のジュネーブモーターショー2020では創立100周年をテーマにした出展をおこなうほか、同年5月22日から24日にかけて「マツダオープンデー2020」を広島の本社で開催します。
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