カクカクな形が流行り!? スズキ新型「ハスラー」が目指した本格スタイルとは

より“平ら”になった! フルフラットで車中泊にも対応

 新型ハスラーは荷室の使い勝手についても向上し、先代モデルよりもリアシートのスライド量が拡大。リアシートを前にスライドして、荷室を広く使うことが可能になりました。

アウトドアを意識したスズキ新型「ハスラー」の内装
アウトドアを意識したスズキ新型「ハスラー」の内装

 さらに、後席を前に倒すことでフラットなスペースが生まれ、助手席も含めてフルフラットにすることもできます。フルフラットになる荷室は車中泊をするユーザーからの要望で、より平らになるように配慮されています。

 ラゲッジスペースは、先代モデルで好評だった防汚タイプのリアシート(背面)とラゲッジフロアを継承。ラゲッジアンダーボックスは、取り外して洗うことができるので、濡れたものや汚れたものを収納するときに活躍します。

 新型ハスラーには次世代パワートレインが採用され、エンジン、CVTなどが見直されました。

 燃費が良く軽快な走りを実現する新開発の660cc自然吸気エンジンと、「アルトワークス」から採用された、ゆとりある動力性能を備える660ccターボエンジンがあり、全車にマイルドハイブリッドが搭載されました。なお、トランスミッションには新開発のCVTが採用されています。

 駆動方式は2WDと4WDが設定され、4WDには「スノーモード」を新たに追加。雪道やアイスバーンでのスムーズな発進をアシストします。

 また、4WDには、ぬかるみや滑りやすい路面で発進をサポートするや「グリップコントロール」、急な下り坂で車速を約7km/hで維持する「ヒルディセントコントロール」も標準装備されました。

 安全面では、予防安全技術「スズキセーフティサポート」が搭載されます。進化したデュアルカメラブレーキサポートにより、夜間の歩行者検知や標識認識機能、後退時ブレーキサポートを可能としました。

 さらに、ターボ車には、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付き]と車線逸脱抑制機能をスズキの軽自動車として初搭載しています。

※ ※ ※

 昨今の軽自動車はさまざまな部分が進化し、乗用車に負けない装備や機能が搭載されています。全体的に軽自動車のレベルが上がっており、小型車との差別化が難しくなりました。

 スズキの小型SUVとしては「クロスビー」や「イグニス」がありますが、新型ハスラーはこれらの小型車を超える魅力を持ち合わせているといえます。

 これについてスズキの担当者は、「社内で顧客を取り合うのではなく、お互いが高めあうというのがスズキの社風」であるといいます。

 新型ハスラーが進化した分、クロスビーやイグニスの次期モデルが、ハスラーを凌駕する魅力を備えて登場することが期待されます。

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