流行りの車中泊に意外な落とし穴が? 車で快適に寝る4つのポイントとは

ほかにもある? 車中泊の注意点とは

●窓を覆えるものを用意する

 外から車内が見えるのは、防犯やプライバシー保護の面からあまり好ましいことではありません。意外と車内は見えているもので、着替えすら安心してできません。

 そこで利用したいのが、窓枠にぴったりサイズのカーテンやサンシェード(マルチシェード)です。これらを使って窓を覆えば、防犯対策になるだけでなく、防音や断熱、防寒などの効果も期待できます。

 少し高くつきますが車種専用のものがベストです。なかにはメッシュ生地との二重構造になっているサンシェードもあり、網戸のように使うことができるので、夏場に虫を気にせずに窓を開けることも可能です。

 カー用品店や100円ショップなどで販売されている汎用のサンシェードは若干サイズが異なり隙間ができてしまいますが、それでもあるのとないのでは大きく違います。

 気を付けたいのは、衣類をカーテン代わりにしないこと。というのも、クルマの窓は車外と車内の温度差で結露しやすく、その水分を吸ってしまい衣類がびしょ濡れになってしまうからです。

車中泊のイメージ
車中泊のイメージ

●臭いものには蓋をする

 走っていないクルマは想像以上に匂いがこもりやすいもので、たった一晩の車中泊にしても意外なほど生活臭がします。快適な車中泊のためには、不快な匂いをシャットアウトしましょう。

 もっとも匂いの発生源となるのは、やはりゴミです。とくに飲食関連のゴミは特に匂います。だからといってポイ捨てするのは厳禁で、ゴミは責任をもって持ち帰らなければなりません。

 寝るときだけ外に出す、という対処法も、カラスや野鳥に荒らされることがあるため、避けた方が無難です。

 そこでおすすめしたいのが、防臭効果のあるゴミ袋です。通常のゴミ袋と比べて高価ですが、しっかりと口を閉じることで匂いを減少させてくれます。一日着た衣類などを入れるのにも便利です。

 なお、連泊になるようなら、こまめな換気と、寝具を干すことを忘れずにおこないましょう。人間の寝汗の量は思っている以上に多く、湿ったままの布団はカビや匂いの温床になりかねません。

※ ※ ※

 昨今流行のキャンプで、テント代わりにクルマを利用するのも手軽だと評判です。テント設営の手間と時間が省け、初心者はもちろん、ベテランキャンパーでも天候や条件によっては車中泊をすることがあるといいます。

 しかし、快適な車中泊を追求すると、あれもこれもといろいろなアイテムが欲しくなったり、準備に手間がかかるようになってしまいます。そうなると腰が重くなり、なかなか行動に移せなくなってしまうものです。

 まずはここで紹介した4つのポイントを押さえて、そのうえで足りないと思うものを追加していくのもひとつの手です。

 そして、寒冷時はバッテリーが弱りやすいので出発前のメンテナンスも忘れずにしましょう。車中泊した翌朝、エンジンがかからないなどのトラブルにあうと、レジャーの楽しさが半減してしまいます。

 降雪地帯の場合は、極力車中泊は避けるべきですが、せざるを得ない場合は「目が覚めたらクルマが雪に埋もれていた」なんてことのないよう、屋根のあるところに停めるのが正解です。そして一酸化炭素中毒を防ぐためにエンジンは必ず切り、防寒対策を万全におこないましょう。

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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