流行りの車中泊に意外な落とし穴が? 車で快適に寝る4つのポイントとは
近年のアウトドアレジャーの人気再燃とともに、あらためて注目されている車中泊。ちょっとした仮眠ならいざ知らず、一晩ぐっすり寝ようとすると、細かなことまで気になってしまうものです。そこで、今回は快適に車中泊するための基本となる4箇条を紹介します。
快適に車中泊をしたい! 押さえるべき4つのポイントとは
本来は移動の道具であるクルマですが、簡易的な宿泊場所として利用されることもあります。いわゆる「車中泊」のことで、旅先に宿泊施設がなかったり、あるいは旅の目的によってはチェックイン/アウトのタイミングがあわなかったりと、クルマで寝泊まりした方が便利なケースも意外とあるものです。
その一方で、「身体が疲れそう」「防犯が心配」といったネガティブなイメージがあるのも確かです。車中泊の欠点を最小限にして、快適な車中泊をするためには、どのようにすればよいのでしょうか。
今回は、快適に車中泊するためにおさえておきたい4つのポイントをまとめて紹介します。
●フラットな寝床を確保する
クルマのシートをフラットにする手順は、フロントシートを倒してリアシートの座面と繋げて寝床にする方法や、リアシートの背もたれを前に倒してラゲッジルームと合わせてスペースを作ったりと、車種によって寝る場所は異なります。
しかし、どのような方式であったとしても、ほとんどのクルマで段差や隙間ができてしまうものです。
ちょっとした仮眠程度なら気にならないかもしれませんが、本格的に睡眠を取ろうと思うと、この段差が結構なクセ者となります。凹凸や微妙な角度は身体が痛くなる原因です。
快適な睡眠のためにはフラットなスペースを作ることが必須で、もっとも簡単な方法は毛布やタオルケット、クッションなどで隙間や角度を埋めることです。予算に余裕があるようなら、キャンプ用のエアーマットを導入するのがおすすめです。
そうして出来た平らな空間の上に敷き布団(あるいはマットレス)を敷けば、かなり快適に過ごすことができます。クルマのサイズ的に布団が無理で寝袋などを利用する場合も、下がフラットになっていれば快適さは段違いです。
ちなみに、昨今のキャンプブームもあってか、車種によっては純正オプションで専用のクッションマットが用意されているものもあります。
また、もっと本格的にベッドメイキングしたい、車中泊の頻度が高いという方には、クルマのサイズに合わせて板を切り、DIYでベッドの土台を作るという手もあります。
●収納をしっかりとする
なにかと荷物が多くなりがちな車中泊ですが、居住空間に荷物がごろごろある状態は意外と不快なものです。せっかくフラットな寝床を作っても、寝ているときに手や足が荷物にあたるのは大きなストレスとなります。
そんな不愉快な思いをしないために収納はしっかりとしなければなりませんが、いったいどこに片付ければいいのでしょうか。
まず昨今のクルマは小物入れも多いのでまずそれを利用し、収まらない荷物は、ベッドの下、つまり倒したシートの下にできる空間などに収納することになります。
その際は、倒したシートの下はアクセスが悪いため、使用頻度が高いものを手前に、低いものを奥側に積むのがコツです。また、小物類をまとめられるよう、シート下の隙間に入るサイズのコンテナやカゴを用意しておくと便利です。
予算に余裕があるようなら、荷物をまとめて居住空間から追い出せるルーフボックスもオススメです。
家なき子?