日本のミニカー「トミカ」が50周年! 親子3世代から愛され続けた理由とは
自動車メーカーのデザイナーがトミカをデザイン! どんなクルマになった?
タカラトミーは、トミカ50周年を迎えるにあたり、ユーザー参加型イベントの開催や記念商品の発売、さらに異業種間のコラボレーションなどさまざまな企画を用意しているといいます。
そんななか、自動車メーカーとのコラボレーション企画としておこなわれるのが、ホンダ、トヨタ、日産のデザイナーがトミカのためにオリジナル仕様となるデザインを製作し、トミカと実車の両方に施されるという企画です。
ホンダは「シビックタイプR」、トヨタは「スープラ」、そして日産は「GT-R」をベース車に選定し、オリジナルデザインのトミカと実車はあわせて2020年内のイベントで公開される予定といいます。
各社のオリジナルデザインには、どのようなこだわりが詰まっているのでしょうか。50周年記念記者発表会に出席したした各社の開発責任者は、次のようにコメントします。
まず、シビックタイプRの開発責任者を務める本田技術研究所 オートモービルセンターの柿沼秀樹氏は、次のようにコメントします。
「配色は、おめでたい印象のある金と紅白を意識しました。そのうえで、シビックタイプRの外装デザインの機能性をデザイン・カラーで表現しています」
次に、スープラの開発責任者であるトヨタの多田哲哉氏は、「子どもがトミカで遊んでいるシーンを想像して、上から見たときに一番カッコよくなるようにデザインしました」と話しました。
最後に、GT-Rの開発を統括する日産 商品企画本部 商品企画責任者の田村宏志氏は、「かつて存在した『スカイライン』のスーパーシルエット(レーシングカー)のデザインモチーフを、およそ40年ぶりに現行型GT-Rで再現しました。ただ、元のGT-Rにないラインを追加するのは大変でした」といいます。
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タカラトミーの竹内俊介氏は、トミカのこれまでの歩みのなかで「カッコいいクルマの開発や、クルマ文化の発展に貢献していただいた自動車メーカーへの感謝の気持ちがある」と振り返っています。
カッコいいクルマを自動車メーカーが開発して、そのカッコよさを活かしながら子どもが触れられるトミカを生み出していくという自動車メーカーとトミカの幸せな関係は、次の50年に向けてもう歩みはじめています。
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