初代ジムニーが復活!? 懐かしさ満点のカスタムモデルを初公開へ

最新型の「ジムニー」が初代モデルの見た目へ大変身!? ダムドがふたつのボディキットを東京オートサロン2020で初公開します。

50年前の外観を再現? クラシカルなジムニーが爆誕!

 スズキ「ジムニー」をレトロ風にカスタムできるキットをエアロパーツメーカーのダムドが東京オートサロン2020にて初公開しました。

 標準モデルの外観自体、長いジムニーの伝統を受け継いだデザインになっていますが、そのスタイルをどのようにカスタム出来るのでしょうか。

ダムドが発表した「JIMNY the ROOTS」
ダムドが発表した「JIMNY the ROOTS」

 ダムドが発表したジムニー用ボディキットは、ジムニー専門パーツメーカーのアピオと共同製作したものです。異なるスタイルの「JIMNY the ROOTS」と「JIMNY Dronco」を設定しています。

 無骨さが際立つJIMNY the ROOTSは、1970年の初代モデル発売から50年近い歴史を持つジムニーが、現代まで継承するその基本構造やコンセプトに宿る魂を表現したデザインです。

 標準モデルでは黒を基調としたフロントグリルですが、JIMNY the ROOTSではボディと同色のカラーリングとなっているほか、ウィンカーの位置変更やメッキ調の張り出したフロントバンパーもレトロな雰囲気を演出しています。

 一方のJIMNY Droncoは、コンパクト4WDとして人気を博したものの、快適性と居住性を求められる時代の犠牲となったアメリカのとあるクルマを、ジムニーの外観でオマージュしたモデルです。

 フロントグリルは、水色のボディカラーに白のアクセントを際立たせたデザインになっており、ダムドのエンブレムもレトロ風にデザインされています。

 異なるスタイルを提案するジムニーのカスタムキットについて、ダムドの担当者は次のように話します。

「最新のジムニーをいかに古く見せるかにこだわり、エイジングと呼ばれる加工を施し、さびや汚れを表現しました。筆や塗料を水で流すような技を用いて、職人が手作業で仕上げています。

 サイドに『自家用』という文字も、フリーハンドの一発勝負で書いており、クラシカルなイメージとしました」

※ ※ ※

 ふたつのボディキットの販売時期は、2020年夏頃を予定しており、価格は、車両込みのコンプリート販売で、300万円代前半となります。

 また、海外での需要が高いことから、乗用車の「ジムニーシエラ」の開発も進めているといいます。

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