冬は極寒、夏は灼熱…エアコンやラジオも無い!? 超ストイックな車3選
レーシングカーをベースに作られたストイックすぎるクルマとは!?
●ルノー「スポールスピダー」

1990年代中頃のF1では、ルノー製エンジンがホンダに変わって常勝となっていました。このイメージを市販車にも取り込むため、ルノーは「スポールスピダー」を1996年に発売します。
スポールスピダーには屋根がなく、簡易的な幌もありません。当初はフロントウインドウも無い状態で、運転時はヘルメットを被ることが推奨されたほどですが、後にフロントウインドウが装備された仕様が追加されました。
もともと、スポールスピダーはワンメイクレース用車両として開発されたモデルでした。それを公道でも走行できるように最低限の装備を追加しただけなので、ヒーターやパワーステアリングなど、なにもなく、普段使いはまったく考えられていません。
シャシはアルミの角パイプが組み合わされたスペースフレームで、外装の多くはFRP製です。
エンジンは最高出力150馬力を発揮する2リッター直列4気筒を、リアミッドシップへ横置きに搭載。決してパワフルなエンジンではありませんが、1トンを下まわる車体には十分なパワーでした。
製造はルノーのレース部門である「ルノースポール」が担当し、日本にも100台ほどが正規輸入されましたので、いまも中古車として流通しています。
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今回紹介したようなモデルは、あまりにも特殊ですが、クルマは日々進化を続けており、安全技術や環境性能の向上によって、人にも環境にも優しくなっています。
ストイックなスポーツカーは現在も少量生産されていますが、新時代のスポーツカーとして、安全性能と運動性能を両立しつつ、軽量かつパワフルなモデルが出ることに期待したいところです。
Writer: くるまのニュース編集部
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