「外車の維持費は高い」は嘘? 所有してかかる意外なコストとは
輸入車の維持費を少しでも抑えるための方法とは
輸入車は故障が多いとされるため、メンテナンスは重要です。
例えば、消耗の激しい「タイミングベルト」には注意です。
国産車の場合、タイミングベルトの交換は10万キロが目安とされていますが、例えば、アルファロメオの一部の車種の場合、それよりも短い距離がタイミングベルトの交換時期の目安となる場合があります。
タイミングベルトの交換費用は3万円程度が相場ですが、車種によっては10万円以上かかってしまうこともあります。国産車と比べて2倍から3倍の交換頻度なため、単純に費用もそれだけかかってしまうのです。
型落ちの輸入車を検討する際は、ベルト式なのか、それとも耐久性に優れるチェーン式なのかをチェックするのもポイントです。
また、輸入車で頻繁に交換される消耗品のひとつが「ブレーキ関係」です。ブレーキの消耗品にはブレーキパッドやディスクローターなどがあり、国産車と比べ交換頻度が短く設定されています。
これは日本メーカーと海外メーカーの考え方の違いによるものです。国産車はパッドやローターが減りにくい設計で「耐久性」を重視するのに対し、海外メーカーは「制動力」をいかに高めるかに重点を置いています。
ブレーキの効きが良くなる反面、パッドやローターの消耗が激しくなるため、交換時期も早まることとなります。
また、パッドの素材自体にも制動力を高めるためのスチール成分が使われているため、削れる量も多くなりブレーキダストも発生しやすくなります。輸入車のホイールが汚れやすいのは、この「制動力重視」の設計が原因とされています。
輸入車の維持費を少しでも抑えるには、多くのメーカーで用意されているメンテナンスプログラムへの加入がおすすめです。
例えば、アウディのメンテナンスプログラムでは、主なメンテナンスを初めての登録日から3年間無料で提供してくれます。
サービス内容には、法定1年点検やメーカー指定点検、サービスインターバル(エンジンオイル・フィルター交換、ブレーキパッドの厚さ点検)、指定消耗部品、油脂類の交換・補充(エンジンオイル補充、ワイパーブレード交換、ブレーキ液交換など)が、すべて無料となります。
これらのシステムを賢く利用すれば、国産車に近い維持費で輸入車を手に入れることも可能なのではないでしょうか。
部品代、交換工賃を調べている?
県によっても金額が様々なのに
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塗装費用も高騰してますが!