400km/hオーバーに偽りなし! 3億円のマクラーレン「スピードテール」は本当に速かった!!

マクラーレンのフラッグシップモデルである「スピードテール」の最高速テストプログラムが完了しました。事前に発表しているカタログ値通り、最高速度は403km/hとなるようです。

NASAのフィールドセンターで、スピードテールの最終仕上げを実施

 2019年3月のジュネーブモーターショーでお披露目されたマクラーレン「スピードテール」の開発テストが、ついに大詰めになってきました。最高速テストでは、どれだけの最高速度をマークしたのでしょうか。

30回以上も403km/h(250mph)に到達したマクラーレン「スピードテール」のプロトタイプ「XP2」
30回以上も403km/h(250mph)に到達したマクラーレン「スピードテール」のプロトタイプ「XP2」

 マクラーレン・スピードテールの最高速テストは、米国フロリダ州にあるケネディ宇宙センターのジョニーボマー性能試験場でおこなわれました。このテストは、スペインやドイツでもおこなわれたテストの集大成ともいうべきものです。
 
 ジョニーボマー性能試験場は、かつてスペースシャトルの着陸用滑走路だった場所で、使用されたのはスピードテールのプロトタイプ「XP2」です。
 
 開発車両であるXP2を運転するのは、マクラーレンのチーフテストドライバーであるケニー・ブラック氏でした。
 
 テスト走行において、30回以上も403km/h(250mph)を達成し、最高速テストプログラムが完了しました。
 
 マクラーレン・オートモーティブCEOのマイク・フルーウィット氏は、次のようにコメントしました。
 
「スピードテールは、マクラーレンの先駆者精神を象徴するクルマであり、スーパーカーとハイパーカーのパフォーマンスの新しいベンチマークを打ち立て続けるというわれわれの決意を表したものです」

※ ※ ※

 スピードテールのボディは、空力のためのエアロデバイスやパーツがゴテゴテと取り付けられていない、極めてシームレスな曲線で構成された美しいスタイルです。
 
 この美しいボディと驚異のパフォーマンスを融合したスピードテールは、マクラーレンのアルティメットシリーズの頂点に位置するクルマです。
 
 全長は5.2mで、マクラーレン「F1」と同じく3人乗りのスピードテールは、ボディなどすべてカーボンファイバー製です。
 
 パワートレインは4リッターV型8気筒ツインターボエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドです。システム合計の最高出力は1070馬力、最大トルクは1150Nmです。0−300km/h加速は13秒以下、最高速度は403km/hです。
 
 生産台数は106台で、英国ウォーキングにあるマクラーレンプロダクションセンターで生産が開始され、2020年2月からのデリバリーが予定されています。
 
 スピードテールの車両価格はおよそ2億8000万円ほどですが、当然ビスポークでカスマイズされることが前提となるので、実際には3億円以上となることが予想されます。ちなみに106台すべて完売済みです。

NASAの施設で400km/hで走るマクラーレン・スピードテールを写真を見る(17枚)

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