おっさんLOVEなクルマ!? イケてる国産セダン3選
なぜ改良した!? 日産の大型セダンがモデルチェンジ
●日産「フーガ」
初代日産「フーガ」は、日産の高級サルーンでVIPカーとしても人気のあった「セドリック/グロリア」の後継車として2004年にデビューしました。
2010年から2012年まで、フラッグシップの「シーマ」が生産を終了していた期間は、日産の最上位車種として君臨。優れたサスペンションセッティングや、滑らかなボディラインと上質なインテリアは、それまでの日産車とは一線を画すとまでいわれたほどです。
2009年に発売された現行モデルの2代目「フーガ」は、333馬力を発揮する3.7リッターV型6気筒エンジンと、225馬力の2.5リッターV型6気筒エンジン、306馬力の3.5リッターV型6気筒エンジン+68馬力のモーターでシステム最高出力364馬力と大パワーなハイブリッドをラインナップしています。
そして、発売から10年を経た2019年12月23日にシーマと共に仕様向上が発表されました。今回の仕様向上では、走行中に前方の車両や障害物、そして静止した歩行者も検知し、衝突被害の軽減や、追突の回避支援をおこなう「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」を全車標準装備。
また「踏み間違い衝突防止アシスト」「ハイビームアシスト」などの先進安全機能も全車標準装備しました。
さらにフーガでは、2台前を走る車両を検知し、前方に潜む危険に対して注意を促す「インテリジェントFCW」や、クルマの発進、加速時に生じる過剰な燃費消費を抑制し、エコ運転をサポートする「ECOペダル」を全グレードに標準装備しています。
この改良によって、フーガは「サポカーSワイド」の対象になりました。またスカイラインと同様、エンブレムがインフィニティから日産に変更されました。
ボディサイズは全長4980mm×全幅1845mm×全高1500mm(370GT)と、かなりの大柄で、日産の最上級オーナーカーにふさわしい重厚感のある外観となっています。
フーガの価格は、ベーシックな2.5リッターの「250GT Aパッケージ」は446万3800円、最上級の「ハイブリッドVIP」が709万9400円です。
なお、新型「フーガ」の発売時期は公表されていませんが、近く発売とのことです。
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かつてセダンはファミリーカーとしての役割を担っていました。いまではミニバンを筆頭に、SUVもファミリーカーです。
子育てがひと段落したファミリー層が、ミニバンからSUVに乗り換えるというケースが増え、SUV人気を支えているといいます。
一方で、ドライビングプレジャーという点では、SUVよりもセダンが勝っていますので、再びセダンへ乗り換えるというユーザーも一定数いますから、選択肢が増えればセダンの復権もあり得るのではないでしょうか。