トヨタ 新型「ライズ」販売好調! 購入時のグレード・オプションは何が人気?

ダイハツ「ロッキー」とトヨタ「ライズ」の初動販売が好調です。では、新型ライズでユーザーが選んだグレードやオプションで人気のものはなんなのでしょうか。

ロッキーとライズ、登場まもなく高評価の理由や、グレード選びのポイントとは?

 2019年11月、ダイハツが国内市場に投入したコンパクトSUVの新型「ロッキー」と、トヨタが販売する兄弟車「ライズ」の新車販売が好調です。

 ダイハツは公式に発表していませんが、トヨタは当初予定の8倍に達する受注を獲得したと発表しました。この2車の登場により、国内SUV市場に新しい流れが生まれるのでは、と注目が集まっています。

トヨタのエントリーSUVとなる新型「ライズ」
トヨタのエントリーSUVとなる新型「ライズ」

 日本自動車販売協会連合会によると、2019年11月の登録車販売台数ランキングでは、ライズが7484台で4位、ロッキーが4294台で16位と、ライズが上回った形ですが、どちらも順調なスタートダッシュを切りました。

 トヨタによると登場直後の新型ライズの受注台数は、2019年11月5日の発売から1か月後にあたる12月4日時点で約3万2000台となり、月販目標である4100台の約8倍となっています。

 ボディサイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mmの5ナンバー枠に収まるコンパクトなクルマの誕生です。

 また、このボディサイズはトヨタのエントリーモデルともいうべき現行「ヴィッツ」の全長3945mm×全幅1695mm×全高1500(1530)mmと全高を除いて、ほとんど一致します。

 このコンパクトなボディなら都内の狭隘な道でも躊躇せず入っていける取り回し性の高さが、大きなメリットになります。

 室内寸法は、室内長1920mm×室内幅1390mm×室内高1250mmのヴィッツに対して、新型ロッキー&ライズは、室内長1955mm×室内幅1420mm×室内高1250mmとやや広いといった程度ですが、車高が高くアイポイントが高いロッキー&ライズの方が開放感に溢れています。

 軽く高強度を誇る高張力鋼板の多用で高剛性・軽量なモノコックを得たことで新型ロッキー&ライズの重量は、FF車で970kgから980kg、4WDは1040kgから1050kgになりました。

 この車重も、ヴィッツの1リッターモデルと同等で、1トンをオーバーするヴィッツの1.3リッターモデルに比べ軽量に抑えられています。

 搭載したパワーユニットは、1リッター直列3気筒ガソリンターボエンジンで、最高出力98馬力、最大トルク14.3kgmを発揮するダイハツ「トール」に搭載されるエンジンと同じです。

 なお同グレードで比べて4WD車は約70kg重く、燃費はWLTCモードでFF車が18.6km/L、4WD車は17.4km/Lとなっています。

 トランスミッションはCVTを組み合わせており、駆動方式は全グレードにFFと4WDを設定。4WDシステムは、ダイハツが開発した「ダイナミックトルクコントロール4WD」と呼ぶ電子制御4WDとなっています。

 この電子制御4WDシステムは、舗装路などの通常のドライ路走行時はFFで走行しますが、ドライ路面でも発進時や登坂時にリアに駆動力を配分し、雪道などの滑りやすい路面では定速走行中でもリアに駆動力を配分します。

 車重の軽さに加え最低地上高も185mm(ヴィッツ比+40mmから50mm)と余裕があり、4WDモデルは積雪地域などでのメリットは大きいです。

 また、トヨタによると、契約が成立したユーザーからの評判として、「全長4m以下の5ナンバーサイズのボディでありながら、SUVらしい力強いスタイルが受けている」と説明しています。

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