トヨタ新型「ヤリス クロス」登場! ヤリスのSUV風モデルってどんなモデル?
トヨタは、世界中の国や地域によって同じ名前の車種でもサイズや仕様が異なるモデルを多く販売しています。そのなかで、コンパクトカーの「ヤリス」にSUV風な「ヤリス クロス」というモデルをタイ市場で販売しています。いったい、どのようなモデルなのでしょうか。
ヤリスにもSUV風モデルが存在?
トヨタのタイ法人は、2019年11月11日に「ヤリス クロス」を発表しました。日本市場に設定されていないSUV風のヤリス クロスとは、どのようなモデルなのでしょうか。
タイで販売されているヤリスは、3代目ヴィッツをベースにアジア市場向けのモデルとして開発され、2013年10月に発売されました。
日本で販売されているヴィッツのボディサイズは、全長3945mm×全幅1695mm×全高1530なのに対して、タイで販売されているヤリスは、全長4145mmx全幅1730mmx全高1500mmと一回り大きいサイズです。
また、日本のヴィッツは1リッターと1.3リッターのガソリン車に加え、1.5リッターのハイブリッド車が設定されていますが、タイのヤリスには1.2リッターのガソリン車のみが用意されています。
2019年11月に発表されたヤリス クロスは、ベースとなるヤリスのオプション用品を装着したモデルです。ベースとなるエントリーグレード(約195万8669円)、中間グレード(約214万461円)、上級グレード(235万8504円)にヤリス クロススタイリングキット(12万7133円)を追加することで、SUV風のモデルになります。
ヤリス クロススタイリングキットは、フロントスカート、サイドスカート、リアスカート、黒色のコーティングルーフ、16インチアルミホイールが特徴です。
また、スポーティな運転スタイルに対応するため、専用のスプリングセットと最低地上高を30mm上げたカスタマイズが施されています。
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日本市場では、2019年10月16日に新型ヤリスが世界初公開されました。日本での正式発表は同年12月ですが、トヨタのコンパクトカー向けプラットフォーム(GA-B)を初採用し、軽量かつ高剛性で低重心なボディを実現しています。
また、エンジン、ハイブリッドシステム、トランスミッション、サスペンションなどすべてをゼロから開発された新世代コンパクトカーです。
安全面では、トヨタ初の高度駐車支援システム「Advanced Park」や、交差点右折時の対向直進車、右左折後の横断歩行者も検知対象など、最新の「Toyota Safety Sense」を標準装備しています。
しかし、日本向けの新型ヤリスには流行りのSUV風モデルやグレードは設定されていないようです。その代わりに、スポーティモデルのGRヤリスが東京オートサロン2020にて世界初公開されるなど、国や地域によって設定される仕様が異なることがわかります。
ただ、同10月4日には「アクア」、「シエンタ」、「ポルテ」、「スペイド」にSUV風な特別仕様車 「GLAMPER(グランパー)」を新たに発売していることから、新型ヤリスが発売される2020年2月以降には、SUV風なヤリスが登場する可能性があるかもしれません。
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