なぜ車の象徴は激減した? 憧れだったボンネットマスコットが無くなる理由
ボンネットマスコットの意味とは
ボンネットマスコットは、コレクターズアイテムにもなっており、貴重なものは高値で取引されており、バブル期にはあえて自分のクルマにマスコットを装着するドレスアップカスタムもありました。
国産車でも、日産「シーマ」やトヨタ「クラウンマジェスタ」のように、ボンネットマスコットが特徴的なモデルがありました。
さらに輸入車では、メルセデス・ベンツにはロゴでもある「スリーポインテッド・スター」がマスコットとして使用されています。
これは、「陸・海・空」を意味し、陸海空とあらゆる乗り物において頂点を極めるという強い意思を示したものだといわれています。
ジャガーには、その名の通り動物のジャガーをモチーフにしており、飛びかかる瞬間を表現。また、ベントレーの「フライングB」は、1930年に発売された「8リットル」というモデルに初採用されたことから使用されました。
そしてロールスロイスの「スピリット・オブ・エクスタシー(フライングレディ)」は1911年以来、ロールスロイスのアイコンとして使用されています。
世界でもっとも有名なシンボルのひとつといわれ、「美しさ、富、スタイル、完全さ」を具現化したボンネットマスコットです。
いまでは、安全性の問題から廃止されたものや、当時から大幅に進化した形で採用されるものなど、代わりつつあるボンネットマスコット。
しかし、自動車メーカーを代表する高級車に採用されていたボンネットマスコットは、そのクルマに乗る人だけでなく、街でボンネットマスコットを見る人すらも魅了する存在だったといえるでしょう。
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