ハスラーとジムニーどっちが良い? スズキの人気軽SUVを「使い勝手」で比較!
スズキの人気モデル「ハスラー」と「ジムニー」。どちらも軽SUVとして人気ですが、「使い勝手」ではどのような違いがあるのでしょうか。
使い勝手「街中」ならどっちが良い?
スズキが誇る軽自動車のなかでも、「軽SUV」といわれる「ハスラー」と「ジムニー」は、コンパクトながらSUVのデザインを兼ね備えており、人気の高い車種です。スズキの同ジャンル車種である両車ですが、軽では欠かせない「使い勝手」には、どんな違いがあるのでしょうか。
いまや、軽自動車は日本でもっとも売れている車種です。全国軽自動車協会連合会によると、2018年度(2018年4月から2019年3月)の軽自動車における新車販売台数は、上位トップ5車種だけでも合計81万3029台を販売しました。
これは、同じ2018年度の普通車トップ5車種の合計が57万732台であったことから、20万台以上の差がついていることになります。
そのなかで、ハスラーとジムニーは、コンパクトながらもSUVの走行性能やデザインを兼ね備えたモデルで、軽SUVの代表的な車種です。
2019年4月から9月の販売台数でも、ハスラーは軽自動車全体9位の2万7185台、ジムニーは全体13位の1万4658台となっており、高い人気を獲得しています。
この両車について、燃費性能や走行性能はすでに多くのメディアやユーザーが比較していますが、実際の「使い勝手」はどうなのでしょうか。
まず、両車の最たる違いとして、ハスラーはクロスオーバーSUV、ジムニーはクロスカントリーSUVという点が異なり、そもそもコンセプトが違う2台なのです。
クロスオーバーSUVとは、主にモノコックボディを採用しているクルマを指します。「柔らかく軽い」とされるボディであるため、事故時は衝撃を吸収し歩行者や対象物を保護できるほか、車体が軽いため燃費が良いなどの特徴を持ったクルマです。
一方のクロスカントリーSUVは、ボディ構造のなかでも足回りにラダーフレームを採用しているクルマを指します。「頑丈さ」が大きな特徴で、悪路での走行で力を発揮するなどタフな構造となっています。
この違いから、2台の比較には「街乗りでの使い勝手」と「オフロードでの使い勝手」の2種類に分けられます。
まず、街乗りでの使い勝手では、ハスラーが優勢といえます。室内長はジムニーが1795mmに対しハスラーは2160mmとなっており、車内スペースが確保されています。
さらに、ハスラーは車内の収納ポケットが豊富なうえ、助手席を前に倒すとテーブルになる「助手席シートバックテーブル」や、ネットなどの追加アクセサリーが装着可能な「ユーティリティナット」が装備されているなど、快適を追求したインテリアとなっています。
ジムニーでは、荷室幅がハスラーよりも広いため、ゴルフバックを完全に横向きで積むことが可能という特徴があり、使い勝手は決して悪くはありません。しかし、日常の街乗りでは、より広くより細かく使えるハスラーの方が上といえるでしょう。
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