ハスラーとジムニーどっちが良い? スズキの人気軽SUVを「使い勝手」で比較!
使い勝手「レジャー」ならどっちが良い?
次に、オフロードでの使い勝手では一転、ジムニーが優勢といえます。単にラダーフレームによって走行が安定するだけでなく、ラゲッジの材質が防汚タイプとなっているほか、ラゲッジ下部はリッド開閉式のため、汚れたブーツや小物などの整理や収納に便利で、右開きのバックドアにあわせて、荷室左側にアクセサリーソケットを装備。
また、地上と荷室の間が760mmあることから、地面の状態が悪くても収納がスムーズにできます。
ハスラーも後席を倒せば広々としたラゲッジスペースを確保でき、ラゲッジフロアに汚れを拭き取りやすい素材を採用。上級グレードには、電源を供給するラゲッジアクセサリーソケットも装備しています。
ハスラーとジムニーの使い勝手について、スズキの販売店スタッフは以下のように話します。
「やはり使い勝手全般では、ハスラーの方が上のようです。4ドアで乗り降りがしやすい上に、後席がスライドできるため、荷物を多く積みたいときにも対応できます。
4WDモデルもあるので、ある程度の悪路走行も可能なことから、アウトドアなどのレジャーでも活躍します。オフロードに特化したジムニーより、オールマイティに対応できるハスラーの方が、全体的にみると人気です。また、新型ハスラーも近々登場を予定しているため、ハスラー人気は更に高まるのではないでしょうか」
また、別のスズキ販売店スタッフは以下のように話します。
「ジムニーは納期が約1年となっており、人気車種となっています。ハスラーと比べると使いにくい面はたしかにありますが、ジープなどを始めとしたゴツゴツのSUVファンからは根強い人気があります。利便性よりも『ロマン』で選ぶという人方も一定数いらっしゃいます」
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以上から、「全体的な」使い勝手ではハスラーに軍配が上がりました。しかし、局所的なポイントではジムニーが圧倒している部分もあります。
広く柔軟に使えるがハスラー、狭く硬派に使うのがジムニー、同じ軽SUVでもまったく異なる性格を持っているといえるでしょう。
しかし、東京モーターショー2019にてコンセプトカーが公開された「ハスラーコンセプト」には、オフロード向けの装備が施されたモデルも展示されており、一部の関係者は「ジムニーファンの獲得も視野に入れているのでは」との声も上がっています。
ハスラーコンセプトの登場は、ジムニーなどの軽SUVだけでなく、国内軽自動車界全体にどのような影響を与えるのか、注目です。
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