「左足ブレーキ」は踏み間違いに有効? 増加する事故で注目される運転テクニックとは
慣れが必要? 左足ブレーキを使うときの注意点とは
左足ブレーキのメリットである「アクセルからブレーキへの踏み替え時間の短縮」が役立つシチュエーションは、どのようなときなのでしょうか。
●市街地の路地裏などで歩行者や自転車の飛び出しに備える
住宅地や繁華街など路地裏のような道では、どこから飛び出しがあるか分かりません。
そもそも控えめな速度で運転している人が多いですが、そういった道を走行するときに補助として左足をかまえておけば、いざというときにブレーキの初動を早めることができる可能性があります。

●平坦ではない車庫入れなどでアクセル操作が繊細なときに活用する
車庫入れをはじめ、駐車場内での走行は、アクセル操作が微妙になりがちなシチュエーションです。
AT車特有のクリープ現象を活用できる場合は右足でブレーキ操作できますが、ちょっと坂になっているような平坦ではない駐車場では右足はアクセル操作に専念したいものです。そんなとき左足ブレーキを活用すれば、ぶつけることなく駐車できるかもしれません。
※ ※ ※
左足ブレーキはタッチやコントロールが難しく慣れを必要としますが、一般道でも状況次第では使えそうなテクニックです。多用する必要はありませんが、まずは自分にあったテクニックかどうか、安全が確保できる場所で試してみるのもよいかもしれません。
ただし、慣れていない人が突然左足ブレーキを公道で使うことはおすすめできません。また、左足をブレーキペダルの上に乗せたままでブレーキを引きずった状態にならないように注意が必要です。
いずれにせよ、必要な状況でしっかりブレーキを活用して、事故だけは避けたいものです。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。











