セリカGT-FOURが憧れだった! 日本映画で活躍したクルマ5選

ストーリーに欠かせない存在だったクルマも

●光岡「ビュート」【探偵はBARにいる】

日産「マーチ」をベースにクラシカルに変身させた「ビュート」(画像は3代目)
日産「マーチ」をベースにクラシカルに変身させた「ビュート」(画像は3代目)

 大泉洋が演じる探偵と松田龍平が扮する「高田」のコンビが主演を務める「探偵はBARにいる」シリーズは、東直己の推理小説シリーズ「ススキノ探偵シリーズ」を原作としたハードボイルド映画です。

 アクションシーンとコメディ要素に、男の哀愁が漂うストーリー展開が魅力で、2011年の第1作目公開から老若男女を問わず幅広い層に支持されています。

 北海道のススキノを根城とする探偵が、助手で相棒兼運転手の高田とともに事件に巻き込まれつつ、真相を解明していくストーリーはシリーズ共通のもので、探偵は依頼人からの連絡を行きつけのバー「ケラーオオハタ」の電話で受けるために、店の名刺を持ち歩いています。

 シリーズ各作品に高田の愛車「高田号」として登場するのが光岡の初代「ビュート」です。ビュートは日産「マーチ」をベースに光岡がカスタマイズしたコンプリートカーで、現行モデルは3代目になります。

 劇中ではビュートはボロボロの状態で「優しくお願いしないとエンジンがかからない」というキャラクターづけがされており、走行中にミスファイヤーを連発。

 外装もボディはへこみ塗装が剥げている演出がされていますが、探偵たちのピンチを救ってくれる相棒となっています。

 なお、2013年に2作目の公開を記念して、光岡から特別仕様車「ビュート 探偵はBARにいる」が20台限定で発売。ケラーオオハタのマークを使ったエンブレムやステッカー、本革シートなどが装備されていました。

●トヨタ「セリカGT-FOUR」【私をスキーに連れてって】

劇中と同様に「セリカGT-FOUR」は道を選ばないスポーツ4WDだった
劇中と同様に「セリカGT-FOUR」は道を選ばないスポーツ4WDだった

 1987年秋に公開された「私をスキーに連れてって」は、スキーの腕前だけはプロ並の総合商社に勤める商社マンの矢野文男(三上博史)が、スキー場で知り合った初心者の女性、池上優(原田知世)にひと目惚れすることから物語が始まります。

 スキー場をメインの舞台にする、後のトレンディドラマの原形にもなった作品でしたが、世の中に対する影響力はものすごく、バブル景気も相まってスキー場の混雑はいまでは考えられないほどでした。

 スキーは家族で行くものから、友達や恋人と行くというのが流行になります。

「私をスキーに連れてって」には、冒頭のシーンから登場する文男の愛車、トヨタ「カローラII リトラGPターボ」がありますが、映画の影響で人気となったのが「セリカGT-FOUR」です。

 1986年に発売されたセリカGT-FOURは、スタイリッシュなボディに、高性能エンジンとフルタイム4WDの駆動方式を採用したクルマで、劇中には佐藤真理子(原田貴和子)と羽田ヒロコ(高橋ひとみ)の愛車として登場します。

 文男のカローラII リトラGPターボが、スタッドレスタイヤを履いていたにも関わらず雪道で苦戦しているところを、2台のセリカは何事もないかのように進むシーンもあり、スキー場へは4WDで行くべきであると当時の若者たちの意識の中にすり込まれていきました。

 なお、発売当時のセリカGT-FOURの新車価格は297万6000円(東京店頭価格、以下同様)で、FFのセリカの最上級グレード、セリカGT-Rが207万7000円でしたから、かなり高額なモデルでした。

※ ※ ※

 映画に登場するクルマの多くは、自動車メーカーとのタイアップの場合が多いため、とくに日本映画の場合はぞんざいに扱うことが難しくなった印象です。

 その反面、真面目に映すだけでは話題になることも少なく、昔のように映画を見てクルマを買うという流れも聞かなくなりました。

 日本映画でも、もう少しクルマの見せ方を工夫すれば話題になるのかもしれませんが、いまはそういう時代じゃないのかもしれません。

【画像】映画出演で活躍した「セリカ」や「ビュート」(19枚)

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コメント

1件のコメント

  1. 今でも雪が降ると、ドアを開けて地面触って「凍ってるね」とつぶやくのはお約束です