車のガラスにヒビが入ったらどうする? 被害を最小限に抑える対処方法とは
傷の確認には「500円玉」、運転を継続する場合は注意すべき点も
万が一、フロントガラスに衝突音を感じた場合は安全な場所に停車し、傷などの異常がないかを確認しましょう。傷の確認方法としては、「500円玉」を用いた方法が効果的とされています。
その理由は、修復可能と判断される傷の大きさが「2cm以下」の場合が多いためです。傷が500円玉より小さい場合は修理可能なケースが多いですが、それを超えると砕ける危険が高くなるとされ、早めに修理業者に相談しましょう。
しかし、修理のための時間が取れず、やむを得ず乗り続けなければいけないとき時もあります。その場合は、振動などに気を付ける必要があります。
舗装状態が悪い道や段差が多い道は避けるようにし、乗り降りの際もドアの開閉はゆっくり優しくおこない、高速走行による風圧で傷が広がることもあるため、高速道路の使用も控えることが大切です。

前走車との車間距離を広く取ることも効果的で、この場合の車間距離とは、一般的にいわれている「クルマ3台分」ではなく、飛び石が飛んでもフロントガラスに届かないくらいの十分な距離のことです。高速になるほど車間距離も必要となるので、状況に合わせた車間距離を取るように心がけましょう。
また、予防グッズとしてフロントガラス専用の「プロテクションフィルム」が効果的とされ、フロントガラスに貼ると衝撃をフィルムが吸収してくれるため、ガラスを守ることができます。
イメージとしてはスマートフォンの液晶フィルムと似ており、透明度が抜群のため視界が変わることなく装着できるので車検にも対応なうえ、紫外線を99.9%カットできるタイプもあるため、紫外線対策にも有効なフィルムです。
いつ起こるか分からないフロントガラスの傷や割れは、万が一の場合も想定しておくことで適切な対応が可能になります。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。







