FF車で300馬力超えもあり!? 最新ハイパワーFFスポーツ車5選

前輪駆動(FF)はスポーツドライビンクには不向きといわれた時代もありましたが、いまや前輪だけでハイパワーを路面に伝えることが普通になりました。そこで、FFながら昔では考えられないほどのハイパワーで、とんでもなく速いクルマを5車種ピックアップして紹介します。

至高のパフォーマンスを披露するFF車たち

 クルマの駆動方式はFRかFF、4WDがあり、昔はオーソドックスなFRが主流でしたが、後に、FFの利点である広い室内空間が認められると、コンパクトカーを中心にFFが浸透しはじめました。

 しかし、同時にFF車は加速したときに、トラクションがかかりづらいことと操舵輪と駆動輪が共通となりステアリング特性が変わることなどの弱点が露呈し、スポーツドライブには不向きといわれた時期がありました。

 その後、シャシやサスペンションの設計技術が進歩したことや、電子制御技術の向上、タイヤ性能の進化で、FFとFRの差は縮まった結果、FF車でも驚異的な加速性能と旋回性能を誇るクルマが多く出現しました。

 そこで、FFながら昔では考えられないほどのハイパワーで、とんでもなく速いクルマを5車種ピックアップして紹介します。

●ホンダ「シビック タイプR」

国産高性能FF車の代名詞「シビック タイプR」
国産高性能FF車の代名詞「シビック タイプR」

 国民のためのクルマとして「市民の」という意味を持つ名前が与えられたホンダ「シビック」は、初代から一貫してFFを採用しています。

 レースでの活躍やよってシビックはスポーツコンパクトの代名詞となり、1997年に「シビック タイプR」がデビューすると、当時の国産FF車の頂点に位置していました。

 現行の5代目シビック タイプRでは、巨大なリアウイングやエアロパーツによる迫力ある外観と、専用パーツによりスポーティに演出された内装など、ただのシビックではないオーラを放っています。

 また、従来のシビック タイプRが標準のシビックをベースにパフォーマンスを高めたモデルだったのに対して、現行モデルではシビックハッチバックと同時開発することで、標準グレードの走行性能の向上とタイプRの実用性向上が図られました。

 エンジンは最高出力320馬力の2リッター直列4気筒ターボを搭載。組み合わされるトランスミッションは6速MTのみと、硬派なクルマに仕上がっています。

 2017年4月にはドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」北コースで7分43秒のタイムを叩き出し、当時の市販FF車最速を記録。

 一方で、従来からのシビック タイプRと同様に大人4人が乗車できる室内空間があり、3つのドライブモードから「コンフォート」を選べば、街なかでも快適な走りができるようになりました。

 なお、シビック タイプRはまもなく販売終了とアナウンスされています。次期型については未定です。

●ルノー「メガーヌR.S. トロフィー」

現在FF車最速といわれる「メガーヌR.S. トロフィー」
現在FF車最速といわれる「メガーヌR.S. トロフィー」

 1995年にデビューした初代ルノー「メガーヌ」は、3/5ドアハッチバックと4ドアセダンのボディバリエーションで、トップグレードには2リッター4気筒エンジンが搭載されていましたが、基本的にはオーソドックスな実用車のイメージでした。

 しかし、2代目ではルノーのモータースポーツ部門である「ルノー・スポール」が開発を手掛け、最高出力224馬力を発揮する2リッターターボエンジンを搭載し、シャシやサスペンション、ブレーキも強化した高性能版「メガーヌR.S.」が2004年に追加され、日本でも人気車となりました。

 現行モデルは2016年に登場した第4世代ですが、2018年には日本向けに「ルノー・スポール カーズ」と「ルノー・スポールレーシング」が共同開発した「メガーヌR.S.」が追加されます。

 メガーヌR.S.は最高出力279馬力を発揮する1.8リッター直列4気筒ターボエンジンと「6EDC(6速DCT)」を組み合わせ、「4コントロール(4輪操舵システム)」や、ハイレベルなロードホールディングを実現した「4HCC(4輪ハイドロリック・コンプレッション・コントロール)」で高次元のコーナーリングを実現。

 2019年4月には、R.S.をベースに大幅な軽量化と空力特性の見直し、足周りを強化した「メガーヌR.S. トロフィーR」が、「ニュルブルクリンク」北コースで7分40秒の市販FF車最速記録を更新しました。

このメガーヌR.S. トロフィーRのDNAを受け継いだ「メガーヌR.S.トロフィー」が、2019年10月31日に日本で発売されました。

 エンジンは同じ1.8リッター直列4気筒ターボながら高度にチューニングされ、最高出力300馬力を発揮し、トランスミッションは6EDCもしくは6速MTが選択できます。

 さらに強化されたサスペンション、トルセンLSDの採用、軽量化されたブレーキシステムが装備されています。

●プジョー「308GTi byプジョースポール」

1.6リッターながら270馬力を誇る「308GTi byプジョースポール」
1.6リッターながら270馬力を誇る「308GTi byプジョースポール」

 2007年にプジョー「307」の後継車として登場した「308」は、3ドアハッチバック、4ドアセダン、ステーションワゴンにカブリオレと、多彩なボディバリエーションを持つクルマでした。

 現行モデルは2013年に発売された2代目で、5ドアハッチバックとステーションワゴンの構成となっています。

 一見大人しそうな実用車に見える308ですが、WRC、ル・マン、F1と国際格式のレースで活躍する「プジョースポール」のノウハウを注ぎ込んで、スタイルとパフォーマンスを兼ね備えた「308 GTi byプジョースポール」が設定されています。

 エンジンは最高出力270馬力を誇る1.6リッター直列4気筒ターボで、ローギアード化された6速MTが組み合わされ、0-100km/h加速は1.6リッターとは思えない6秒という俊足ぶりです。

 内装もアグレッシブに進化し、ヘッドアップインストルメントパネルやデジタルタッチスクリーン、スポーティなフィールを生む小径ハンドルなどで構成される「i-Cockpit」を採用。

 ほぼ垂直に切り立ったフロントグリル中央に鎮座するライオンエンブレムも、オーナーの所有欲とプライドを満たすものとなっています。

【画像】じゃじゃ馬は過去のもの!? 最新ハイパワーFF車(16枚)

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コメント

1件のコメント

  1. この記者はFFが車内が広いとかマジで信じてんのか?
    車体が床をフラットにしにくいのは強度を保つ為でノンステップバスの異様な車内凹凸が良い例だろ
    用はメーカーの生産効率を都合よく言い代えてるだけでFFなんて大したメリットなんて無いだろ、よく雪道に強いとか言われてるが、それは単に大半の重量物がフロントタイヤより前に搭載されてるが為で言い方変えればそれでしかメリットが無いわけでドライ路面では逆にそれが仇にさえなることもある。
    また同じFFでも初代レジェンドやターセルなど縦置きエンジンのFF車のように車内空間に貢献しにくい車種もある。
    またFFは前進時には駆動輪のトランクションに不利なことから高出力車にAWDを用いる考えが大半だがFFベースにおいてトランクションを理由にAWD化することは大きな誤りでありAWDにするなら最初からFRベースにするかスバルのような左右均等レイアウトで設計するのが普通の考えだろ