トヨタ「プリウス」はもう古い? フィットやヤリス登場でHV戦国時代突入へ
2020年に向けて販売競争はさらに激化か?
販売ランキングでプリウスと首位を争っているクルマは、トヨタ車以外にも存在します。

プリウスが首位から転落した2018年の販売ランキングで1位に輝いたのが、年間13万6324台を販売した日産「ノート」です。2019年上半期も、6万8543台を販売してプリウスに次ぐ2位につけ、プリウスの強力なライバルの1台となっています。
最大の売りは、エンジンで発電してモーターで駆動するシリーズ式ハイブリッドの「e-POWER」です。e-POWER特有の加速のスムーズさや、優れた静粛性が人気に繋がりました。また、加速と減速をアクセル操作だけでおこなうことができる「e-POWER Drive」も特徴のひとつです。
幅広いラインナップも特徴のひとつで、パワーユニットは「e-POWER」以外にも、1.2リッター直列3気筒直噴スーパーチャージャー付エンジン、1.2リッター直列3気筒エンジンなどを用意。グレードも、標準グレードのほかに上質感の高い「メダリスト」やSUV風の「シーギア」、スポーティグレードの「NISMO」「AUTECH」などさまざまです。
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販売ランキングで上位を争うクルマには、ほかにも日産「セレナ」や、トヨタ「カローラ」シリーズ(ランキング上はカローラシリーズ3車種が合算される)など、強力なライバルが多数存在しているため、どのモデルが2019年に1位を獲得できるかは未だ不透明です。
さらに来年2020年の新型車に目を向けると、トヨタは同社の「ヴィッツ」をフルモデルチェンジし、車名も変更したうえで新型「ヤリス」として2020年2月に発売する予定であるほか、ホンダも新型4代目「フィット」を同じく2020年2月に発売することをアナウンスしています。
ともにハイブリッド仕様が用意されたコンパクトカーで、プリウスと比べて運転のしやすさなどでアドバンテージを持つことから、販売ランキングでも争うことになると予想されます。
かつてはプリウス一強ともいわれたハイブリッドカー市場ですが、最近はどの車種も性能が向上し、ハイブリッドカー戦国時代いっても過言ではありません。今後はどのような展開を見せるのか、「ハイブリッドカー大戦」の今後に注目です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。










































