おにぎりに設計図? ホンダが新「究極のおにぎり」発表 見えない部分にまで拘るデザイナー魂とは
ホンダは、2019年10月30日に「究極のキャラ弁」を同社の公式SNSとYoutube上で発表しました。今回発表されたものは、2019年6月に発表した1作目に続く新作となり、完成度が増しているといいますが、なぜホンダは2回もキャラ弁の作り方を発表したのでしょうか。
ホンダによるおにぎり、ASIMOとの共通点は「親しみやすく機能的でシンプル」
ホンダは、同社の公式SNSとYoutube上で「究極のキャラ弁」を2019年10月30日に公開しました。同社がオリジナルのお弁当の作り方を発表するのは、2019年6月に公開した「究極のおにぎり」以来2回目となります。
4輪・2輪メーカーであるホンダは、お弁当の作り方をなぜ2回も発表したのでしょうか。
ホンダが発表した究極のキャラ弁は、同社の二足歩行ロボット「ASIMO」(アシモ)をかたどった「ASIMOおにぎり」とよばれるものです。
2019年6月に公開された1作目とは異なり、今回の新作では「ASIMOおにぎり」のプロジェクトチームが結成され、設計図を作成。実際のアシモのデザイナーが製作に参加するなど、より本格的なキャラ弁となっています。
第二弾のASIMOおにぎりを製作した理由について、ASIMOのデザイナーは次のように説明します。
「第一弾のおにぎりは笑撃でした。しかし、(第一弾は)作りやすくて良いのですが、ASIMOのデザイナーとして、もう一工夫いると感じました。そのため、おにぎりとしてのデフォルメが必要だと感じ、試作を繰り返し図面化しました。
頭のラインおよびフェイスシールドや、目や口のかたちをはじめ、隠れてしまう部分にもこだわりを持っています。おにぎりは、親しみやすく機能的でシンプル。ASIMOに通ずるところがあります。ぜひ、試してみてください\(■)/(編集部注:ASIMOの顔文字)」
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新作となったASIMOおにぎりのコンセプトは、実際のASIMOと同様「先進性と親和性の調和」だといいます。
ASIMOの顔前面を表す海苔の下に、醤油で味付けしたご飯や、ASIMOの目を表現するブラックオリーブを配したことで、顔の完成度から風味に至るまで、前作からより進化したつくりとなっています。
また、ホンダによると10月30日は、アシモの「誕生日」である10月31日の前日にあたる日であることから、それを記念するかたちで、今回の発表がおこなわれたということです。
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