ナイトライダー顔負け!メルセデスのEV版Sクラス「Vision EQS」が東京モーターショー2019に現る!

輸入車メーカーの出展が少なかった東京モーターショー2019は、コンセプトカーなどの華やかさに欠けた感がありましたが、メルセデス・ベンツのブースには未来を予感させるコンセプトカーが展示されていました。その名はメルセデス・ベンツ「Vision EQS」。2019年9月に欧州で発表されたVision EQSの特徴に迫ります。

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 いよいよ欧州メーカーのEVへのシフトは加速していきそうです。東京モーターショー2019のメルセデス・ベンツブースに展示されたコンセプトカー「Vision EQS」は、EVでありながらサステナビリティよりもラグジュアリーな世界観をデザインで具現化しています。

東京モーターショー2019に出展されたメルセデス・ベンツ「Vision EQS」
東京モーターショー2019に出展されたメルセデス・ベンツ「Vision EQS」

 メルセデス・ベンツは、「モビリティに対する欲求とラグジュアリーを求める心は、いつの時代も変わることがない」と明言しています。
 
 そこでメルセデス・ベンツの未来を指し示すショーカーとして作られたのが、Vision EQSなのです。
 
 メルセデス・ベンツでは、メルセデスAMGやメルセデス・マイバッハのようにサブブランドが分かれていますが、「EQ」もそのひとつで、EVモデルのサブブランドとなります。Vision EQSは、EVのSクラスに相当することを意味しており、近い将来のEQのデザインスタディとなるコンセプトカーです。
 
 現在ラインナップにあるクルマは、「EQC」のみとなっています。
 
 Vision EQSでは、ドライバーによる意思でドライビングをおこなうことを明確に打ち出しています。自動運転化が進む自動車業界ですが、ラグジュアリーの世界では自ら運転することが引き続き求められるとメルセデス・ベンツは考えています。
 
 極上のクラフトマンシップ、エモーショナルなデザイン、高級素材、そして自らが運転する歓びは、クルマが高級であればあるだけ、カスタマーが要求するものなのです。
 
 Vision EQSでは、前後に長い「ワン・ボウ(ひと張りの弓)」型プロポーションが採用され、メルセデス・ベンツEQモデルに採用されるデザインの基本思想「プログレッシブラグジュアリー」に新境地をもたらしています。
 
 ヘッドライトやテールライトは完全にボディラインとシームレスとなりました。
 
 デザイン上、クルマの「目」に相当するヘッドライトは、ホログラフィックレンズ・ヘッドライトが採用され、ヘッドライト部に異なるホログラフィ画像を生み出すことができます。
 
 毎分2000回転を上回る速度で回転するホログラフィックモジュールは、宙に浮かぶようなホログラフィ画像を創り出し、Vision EQSにさまざまな表情をもたらします。
 
 またグリルはLEDマトリックスグリルが採用されています。このふたつの照明技術にボディ周囲を360度取り巻くライトベルトを加えて、Vision EQSは照明によって周囲とコミュニケーションができるようになりました。
 
 室内デザインは高級ヨットからインスピレーションを得ています。
 
 シートに用いたクリスタルホワイトのマイクロファイバー「レザーDINAMICA」には、コントラストとなるダイヤモンドパターンのステッチ末端にローズゴールドのハイライトがあしらわれています。
 
 このほかトリムパネルに象嵌のように埋め込まれたエアアウトレットや、ローズゴールドの精巧なスピーカーカバー、装飾が施されたホルダーに宝石のように納まるフレグランスの小瓶など、手触りも重視したラグジュアリーな世界が作り込まれています。
 
 車両機能の操作は、センターコンソールから立ち上がっているセンターディスプレイでタッチコントロールによっておこないます。
 
 気になる航続距離はWLTPサイクルで最大700km。0-100km/h加速は4.5秒以下です。
 
 Vision EQSは充電出力が350kWの場合、バッテリーを80%まで充電するのに必要な時間は20分未満で、パフォーマンスだけでなく効率の面でも新たなスタンダードとなっています。

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