テコ入れがすごい!? マイナーチェンジでかなり変身した車5選
押し出し感が足りなかったビッグセダンとは!?
●レクサス「CT200h」
現在、レクサスのエントリーモデルとして販売されている5ドアハッチバックの「CT200h」は2011年に発売されました。
CT200hはハイブリッドのみのプレミアムコンパクトという位置づけで、パワートレインなどのコンポーネントの多くとシャシを「プリウス」などと共有していますが、内装や走りの質感はレクサスならではのものとなっています。
そして、発売から3年後の2014年に、ビッグマイナーチェンジがおこなわれ、フロントフェイスが一新されました。
もともと、フロントグリルが上下2段に別れたデザインから、現在のレクサス車のフェイスデザインに共通している「スピンドルグリル」が適応されます。
CT200hはレクサスのラインナップのなかでも小型な部類なので、スピンドルグリルが似合うかといと、賛否両論がありそうです。
●ホンダ「レジェンド」
初代ホンダ「レジェンド」は北米市場向けブランド「アキュラ」のフラッグシップセダンとして1985年に登場しました。現行モデルは2014年にモデルチェンジされた5代目です。
特徴的なのがパワートレインで、314馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒エンジンと、7速DCTに47馬力のモーターを内蔵して前輪を駆動し、左右のリアアクスルにはそれぞれ37馬力のモーターを搭載することで、システム最高出力は382馬力を誇ります。
このハイブリッドシステムは「NSX」のものと構造は同じで、前後逆にレイアウトしたカタチです。
2018年のマイナーチェンジでは、4輪の駆動力制御やボディの熟成をおこない、高速道路走行時にドライバーの疲労軽減を実現する「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」を追加しました。
同時に、フロントフェイスが一新され、それまでのスポーティなイメージから、押し出しや重厚感のあるフロングリルに変えられます。
後から押し出し感を出す同様な手法は、歴代のレジェンドで何度か実施されましたが、最初から押し出し感を重視しないのが理解しがたいところです。
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マイナーチェンジで大幅に見た目を変更するのは、テコ入れといわれます。つまり、多くは販売が芳しくない状況となっているケースです。
テコ入れで販売状況が好転すればよいですが、必ずしもそうならないのが難しいところで、新型車の開発費に比べれば安いとはいえそれなりのコストが掛かりますから、メーカーも重要な経営判断に迫られるということでしょう。
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