8代目新型VW「ゴルフ」が世界初公開! 48Vマイルドハイブリッドも用意
フォルクスワーゲンAGは2019年10月24日、ドイツ・ウォルフスブルクにて新型「ゴルフ」を発表しました。
マイルドハイブリッド「eTSI」をVWではじめて採用
1974年の初代登場以来、世界累計で3500万台以上が販売されたCセグメントのベンチマークモデル、フォルクスワーゲン「ゴルフ」が、2019年10月24日にフルモデルチェンジされ、8代目になりました。
新型ゴルフVIIIは、ハッチバックとしてのスタイリングや、太いCピラーなど、従来のゴルフシリーズのアイコンを踏襲。シャープなヘッドライトや薄めのフロントグリルなどでよりロー&ワイドな印象となりながらも、一見してゴルフとわかるデザインを採用しています。
インテリアは、デジタルメータークラスターや、タッチボタン、タッチスライダーを備えたディスプレイランドスケープなど、すべてがデジタル化されているのが特徴です。
シフトセレクターも、従来のレバータイプからシフトバイワイヤによるスイッチタイプに変更され、センターコンソール部がすっきりとされています。
パワートレインでは、フォルクスワーゲンモデルとして初のマイルドハイブリッドドライブ「eTSI」を採用。これはベルト駆動のスタータージェネレーター、48Vリチウムイオンバッテリーで構成され、110馬力/130馬力/150馬力の3タイプが用意されます。このシステムでは、最大10%(WLTP式)燃費を向上させるといいます。
またプラグインハイブリッドモデルも、スポーティバージョンの「GTE」の245馬力仕様に加え、新しく効率を重視した204馬力仕様と、2モデルを用意しています。2モデルともに新しく13kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載、EV走行モードで約60kmを走行できます。
その他、90馬力/110馬力の直列3気筒ガソリンエンジン(TSI)、ミラーサイクルエンジン(TSIバリアント)、新たにふたつのSCR触媒を使用した「ツインドージング」と呼ばれるシステムを用いNOx(窒素酸化物)を最大80%削減し、さらに従来よりも燃料消費量を最大17%削減した115馬力/150馬力の直列4気筒ディーゼルエンジン(TDI)、そして130馬力の天然ガスドライブ(TGI)が用意されます。
フォルクスワーゲンAGの会長、ハーバート・デュース博士は「いままで3500万人以上のユーザーに愛されてきたゴルフが、また新たなスタンダードを作り上げることを期待しています」とコメントしています。
またフォルクスワーゲン乗用車部門の最高執行責任者ラルフ・ブランドシュテッター氏は「完全に新しいゴルフVIIIですが、常にゴルフはゴルフのままです。根底にある概念は、時代というものを超えているからです。ゴルフは何十年もブランドを定義してきました」と語っています。
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ゴルフは、1974年に登場したハッチバックモデルで、現在まで3500万台以上が生産されています。
なお現行モデルは、2012年9月にベルリンで世界初公開された7代目の「ゴルフVII」で、約600万台が販売されています。
8代目となる新型ゴルフVIIIは、2019年12月から欧州にて発売が開始され、本への導入は未定ですが、2020年中には登場する見込みです。
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