ボルボを買えば1年間電気代無料!? ボルボの電気自動車「XC40リチャージ」が初公開
ボルボがコンパクトSUVのXC40をベースとした完全電動化モデル、ボルボ「XC40リチャージ」を初公開しました。ボルボ・ファミリー初となるピュアEVのXC40リチャージは、どんなクルマなのでしょうか。
ボルボのEVを購入すると、もれなく1年間の電気代が無料となる!?
ボルボ・カーズは2025年までに世界販売台数の50%を電気自動車にする計画を立てています。そこで、これから5年にわたって毎年、電気自動車を市場投入し、それ以外の車両をハイブリッド車にする予定です。
モデル名の「リチャージ」は文字通り「再充電」を意味しており、完全電動式パワートレインとプラグイン・ハイブリッド・パワートレインを搭載するすべての充電可能なボルボ車を表す総称です。
その第1号車となるボルボ初の電気自動車「XC40リチャージ」が、2019年10月16日に発表されました。ベースとなる車両は数々の受賞歴があるベストセラー、ボルボ「XC40」です。
ボルボが満を持して発表した完全電動化モデルであるXC40リチャージは、Googleのアンドロイド・オペレーティング・システム(Android OS)を採用した最新のインフォテイメント・システムを搭載する最初のボルボ車となります。
このインフォテイメント・システムは、ボルボのデジタル・コネクテッド・サービス・プラットフォームであるボルボ・オン・コールと統合されており、プラグイン・ハイブリッド・モデルを運転するドライバーは、ボルボ・オン・コールを通じて、電力で走行した時間を追跡することができるようになりました。
XC40リチャージの1回の充電での航続可能距離は400kmです(WLTP)。最高出力は408馬力で、最先端の全電動全輪駆動パワートレインを搭載しています。
搭載されているバッテリーは、急速充電システムを使えば40分以内で容量の80%まで充電することが可能です。
XC40リチャージに続くリチャージ・モデルの需要増に対応するため、ボルボは電気駆動モデルの生産能力を3倍に増強しました。
また、2020年には人気のリチャージ・モデルに「デザイナーズ・チョイス・セレクション」を準備し、同年の総販売台数の20%をプラグイン・ハイブリッド・モデルが占めることを目指しています。
コンパクトSUVのXC40から始まるリチャージ・モデルは、今後60シリーズ、フラッグシップであるXC90にいたるまで、すべてのボルボ車に「リチャージ・カー・ラインナップ」を随時用意していき、自動車メーカーとして唯一すべてのモデルにプラグイン仕様をランナップする予定です。
ボルボ・カーズ代表取締役社長兼 CEOのホーカン・サムエルソン氏は次のようにいいます。
「私たちがすでに何度も申し上げているように、ボルボ・カーズにとって未来は電気です」
この言葉を裏付けるように、ボルボは車両の完全電動化をさらに促進するため、すべてのボルボ・リチャージ・プラグイン・ハイブリッド・モデルには、1年間の電気代が無料になる特典が付属し、本国ではその期間中、平均電気料金と同額が払い戻されるとのことです。この払い戻しに関しては日本を含め、販売している国によって対応が異なるそうです。
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