トヨタが新型「ヤリス」を世界初公開! 前モデルの「ヴィッツ」からどう進化する?
トヨタを代表するコンパクトカー「ヴィッツ」がフルモデルチェンジし、海外名である「ヤリス」に統一されて生まれ変わります。車名だけでなくデザインも大きく変更されます。新型ヤリスはどのようなモデルなのでしょうか。
トヨタのコンパクトカー「ヴィッツ」が「ヤリス」に大変身!
トヨタを代表するコンパクトカー「ヴィッツ」がフルモデルチェンジし、海外名である「ヤリス」に統一されて生まれ変わります。
今回、世界初公開された新型ヤリスは、どのようなモデルなのでしょうか。現行ヴィッツと比較してみます。
新型ヤリスのデザインは、「B-Dash!(ビーダッシュ)」をコンセプトとしています。
「BOLD(大胆)」「BRISK(活発)」「BOOST(加速)」「BREAUTY(美)」などのBに加え、「BULLET(弾丸)」のようにダッシュして「力」が凝縮され、いまにも走り出しそうな躍動感を表現したとトヨタは説明します。
新型ヤリスのボディサイズは全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mmで、現行ヴィッツより全長が5mm短くなっていますが、全幅と全高は同じです。
コンパクトカー向けのTNGAプラットフォームを初採用し、軽量で高剛性、低重心のボディを実現しました。
現行ヴィッツよりシャープなヘッドランプとし、スポーティな印象になりました。フロントバンパー下部の開口部の形状が変更され、力強いフロントマスクを表現しています。
さらに、ボンネットにキャラクターラインを設けることで、動きのあるデザインを実現しました。
また新型ヤリスと現行ヴィッツを見比べると、フォグランプ周辺のデザインはあまり変わっていないことがわかります。
ヘッドランプの上面やグリル中央には、立方体(キューブパターン)のような柄が入っています。よく見ると「YARIS」の「Y」を意識したグラフィックで、遊び心を詰め込んだといいます。
リアビューにおいて、上部はリアウインドウとリアコンビランプをひとつにまとめた特徴的なデザインで、バンパーはタイヤの張り出しを際立たせる造形でスタンスの良さをアピールしています。なお、新型ヤリスのアンテナはシャークフィンになります。
内装は、「SPORTECH-COCOON(スポルテック・コクーン)」をキーワードに、ムダをそぎ落として広さと快適さを確保し、運転に集中できる空間としました。
ハンドルは現行ヴィッツよりも小さくなり、広くてスポーティな室内を実現。また、インパネ中央のディスプレイは、最近のトヨタ車に採用されている大型モニターが装着されます。
若い女性をメインターゲットとする新型ヤリスではワンランク上の質感を目指し、シートの素材にファッションやインテリアに用いられるツィードのような華やかな素材を採用。厚みを感じさせるジャージ素材にラメプリントを施しています。
また、ドアトリムに、ソファーなどに用いられているフェルト素材を初採用し、ファブリックのようなパターンをプリントして温かみのあるデザインとしました。
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新型ヤリスに搭載されるエンジンは、1リッター直列3気筒ガソリンと、1.5リッター直列3気筒ガソリン、そして1.5リッター直列3気筒ガソリンにモーターが組み合わされるハイブリッド仕様の3種類です。
ハイブリッド仕様は、世界最高レベルの低燃費(現行ヴィッツと比較して20%向上)と、加速力の向上を両立させているといいます。
トランスミッションは全車にCVT(ハイブリッドは電気式無段変速)が用意されるほか、1.5リッターエンジン仕様には6速MT仕様がラインナップされます。
また、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」は、トヨタ初となる右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者も検知する最新型が標準装備されました(一部グレード除く)。
新型ヤリスの発売は、2020年2月の予定となります。
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