先代「ジムニー」が新車で売っている!? 海外で生き残った日本車3選

クルマに限った話ではありませんが、新製品が出ると従来の製品は消える運命にあります。しかし、なかには旧型が生きながらえることもあります。そこで、日本国内で販売が終了した後も、海外で生き残ったクルマ5車種をピックアップして紹介します。

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 フルモデルチェンジを行なうということは、従来型は生産を終えることになります。ただ、まれに新型と従来型が併売されることもありますが、わずかな期間です。

 また、フルモデルチェンジを行なうことなく、一代限りで販売が終了してしまうクルマもあり、この場合の多くは販売不振が理由です。

 いつかは消えてしまう運命にあるのは仕方ないことですが、なかには別の国で継続して販売されるケースもあります。

 そこで、日本国内で販売が終了した後も、海外で生き残ったクルマ5車種をピックアップして紹介します。

●スズキ「ジムニー」

海外生産だからこそ生き残る道が開けるのかも
海外生産だからこそ生き残る道が開けるのかも

 2018年に20年ぶりとなるフルモデルチェンジをおこない、大いに話題となった「ジムニー」は、いまや軽自動車唯一の本格的な4WDクロスカントリー車として不動の地位を築きました。

 この「ジムニー」の先代モデルが、まだブラジルで生産・販売され、しかもカスタマイズカーのような外観となっています。

 元々ブラジルには日本から「ジムニー」を輸出していました。2008年にブラジルならではのアルコール燃料に対応したモデルを販売するなどスズキの力の入れようも大きく、2012年ごろには現地生産を開始(委託)します。

 現行のブラジル版「ジムニー」は4種類のグレードに別れ、最上級の「ジムニー デザート」は、「ジムニーシエラ」とは異なったデザインのオーバーフェンダーや、独特な形状のバンパーを装着。

 さらに、車高も高められ、フロントガラス横に「シュノーケル(エンジン用の空気取り入れ口)」が取り付けられるなど、より一層悪路走破性を高めています。

 エンジンは全車1.3リッターのガソリンエンジンで、ブラジルでの価格は日本円で約210万円から255万円です。

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