「ランエボ」や「WRX STI」じゃない? 過激すぎない「ちょうどいい」高性能車3選

ランエボよりも大人向けなギャランフォルティス

●三菱「ギャランフォルティス ラリーアート」

過剰なエアロパーツもなく好感がもてる「ギャランフォルティス ラリーアート」
過剰なエアロパーツもなく好感がもてる「ギャランフォルティス ラリーアート」

 スバル インプレッサと世界ラリー選手権で競いあっていた三菱「ランサーエボリューション」も、2015年発売の「ランサーエボリューション ファイナルエディション」をもって生産を終了しています。

 この最後のランサーエボリューションXは、ランサーの後継車である「ギャランフォルティス」をベースに作られていましたが、ギャランフォルティスにも高性能モデルが存在。

 それは2008年に発売された「ギャランフォルティス ラリーアート」です。「ラリーアート」は三菱のモータースポーツブランドで、三菱の子会社でもありました。ラリーアートの名前を冠したクルマは、コンパクトカーの「コルト」が有名です。

 ギャランフォルティス ラリーアートには240馬力を発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジンが搭載され、トランスミッションは「ツインクラッチSST(DCT)」を採用。

 さらに駆動方式は4WDのみで、3つの走行モードを選択可能としたフルタイム式でした。

 これらはすべてランサーエボリューションXと変わらない内容ですが、チューニングの度合いや、セッティングの方向性が実用に向けられていました。

※ ※ ※

 今回紹介した3車種は、いまから10年から15年前に販売されていたクルマばかりです。

 実用性が高く高性能なモデルということは、クルマ好きにとっては理想的かもしれませんが、残念ながら販売的には絶好調とはいえず、後継車はありません。

 あまりにも高性能なモデルでは、乗り心地や燃費が犠牲になってしまい、普段使いが厳しいので、今回紹介したモデルくらいがちょうどいいのかもしれません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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