高級SUVに匹敵!? スズキ「ジムニー」オーナーが解説する「ジムニーシエラ」の長所とは?
スズキ「ジムニー」シリーズには、軽自動車の「ジムニー」と登録車の「ジムニーシエラ」の2種類が存在しますが、両車の違いはなんでしょうか。ジムニーオーナーが「500万円級のSUVに匹敵する」とまで感じた、ジムニーシエラの魅力に迫ります。
人気のスズキ「ジムニー」と「ジムニーシエラ」の違いとは
「あっ、これはいい!」2018年の初め、新型「ジムニー」海外仕様(ジムニーシエラ)の動画が、YouTubeで流れました。欧州での公道テストをスズキの許可なく撮影したスパイビデオです。この走る様子を見て、筆者(桃田健史)はジムニーにひとめ惚れしてしまいました。
日本メディアも海外メディアも「まるで、メルセデス・ベンツ『Gクラス』のミニチュア版」と、新型ジムニーのデザインを称しましたが、けっしてネガティブなコメントはなく、「このサイズ感としては、絶妙なデザインバランス」と絶賛した内容でした。
ジムニーオーナーのみならず、クルマ好きやクルマをファッションとしてとらえる人たちなど、さまざまな方面でジムニーの前評判が高まりました。
2018年6月、ティザーサイト開設で先行予約が始まるやいなや、筆者はスズキディーラーに飛び込み、予約書にサインしました。
このとき「軽自動車の『ジムニー』か、それとも登録車の『ジムニーシエラ』にするか」と、かなり迷ったのですが、ジムニー個人所有歴ゼロの初心者の身としては「まずは、王道で」と、ジムニーを選択。
グレードは最上級「XC」で4速AT仕様。本当は5速MTが欲しかったのですが、家族も運転することがあるので、ATを選択しました。外装色は新色のキネティックイエロー・ブラック2トーンルーフです。
2018年7月5日、東京・渋谷区内で開催された新型ジムニーの発表記者会見に参加。並行して同日の朝、先行予約しておいたスズキディーラーが発注システムから本社営業に発注。
会見場では、スズキの鈴木俊宏社長に直接「ひとめ惚れでした。つい先ほど、オーダーを入れました」と、ジムニーオーナーへ仲間入りしたことを報告しました。
早期オーダーが奏功し、ほどなくして納車。それから1年以上が過ぎ、走行距離は約1万5000kmです。その間、燃料系でのリコールがあっただけで、クルマとしてはノートラブルです。
いまでも、街中では注目されることが多く、スーパーやコンビニの駐車場では二度見されることが少なくありません。
そんななか、やはりジムニーシエラがまだ気になっていました。2018年夏に、富士山麓でおこなわれたメディア向け試乗会では、ジムニーとジムニーシエラの乗り比べをしているのですが、よくよく考えてみると、これまでシエラをじっくり乗ったことがありせんでした。
そこで、ジムニーシエラ(グレード:JC、ボディカラー:ジャングルグリーン)を3日間借りて、都内や関東周辺各所を走ってみました。
結局、シエラがどんな車か、この記事を読んでもまったくわからない。素人以下か、この筆者。
謎コメランドvsアドブロック