オールシーズンタイヤのドライ・ウェット性能ってどうなの? 実際に試してみた

グッドイヤーの「アシュアランスウェザーレディ」の夏タイヤ性能は

 オールシーズンタイヤが実際に使用されるシチュエーションは、9割以上がドライ・ウェット路面での使用になるはずです。そうなると、夏タイヤとしての性能は非常に重要であることはいうまでもありません。

全天候を示すロゴにスノーフレークマーク・M+Sマークを備え、高速道路等のチェーン規制下においても走行可能
全天候を示すロゴにスノーフレークマーク・M+Sマークを備え、高速道路等のチェーン規制下においても走行可能

 今回使用するアシュアランスウェザーレディは、グッドイヤーのオールシーズンタイヤのSUVサイズと考えて良いでしょう。

 使用するクルマはマツダ「CX-8 XD LパッケージAWD」。タイヤサイズは235/55R19で、空気圧はメーカー指定の前後250kPaに合わせました。

 タイヤを実際に見てみると、やはり夏タイヤとはちょっと違った印象です。トレッドにはスタッドレスタイヤの特徴でもある細かい「サイプ」が無数にあり、ブロックの溝も夏タイヤに比べると深く、いかにも雪をひっかいてくれそうです。

 このようなトレッド形状のため、見た目からは「ロードノイズがうるさそう」と思ってしまいますが、走り出してみるとそのイメージは180度覆りました。

 ロードノイズはゴムが路面を叩く「ブロックノイズ」とゴムやタイヤパターンに含まれた空気がはじける「パターンノイズ」に大きく分かれますが、アシュアランスウェザーレディのロードノイズは純正の夏タイヤと同等です。

 これであれば、オールシーズンタイヤを選んだがばかりに「車内の会話がしずらくなった」なんてことは無いでしょう。同様に、ウェット路面でもロードノイズが大きい印象は受けませんでした。

 続いて乗り心地です。あくまでも純正の夏タイヤとの比較ですが、この性能については「純正以上に快適」といって過言ではありません。

 純正の夏タイヤは小さな段差を乗り越えたときに「三角形」を乗り超えるような突き上げを感じていましたが、アシュアランスウェザーレディでは「かまぼこ型」を乗り越えたような印象なのです。

 フィーリングの部分なので表現が難しいのですが、全体的に突き上げ感がマイルドなので、ほとんどの人が「乗り心地の良いタイヤ」だと感じることでしょう。

オールシーズンタイヤってどんなタイヤ? 画像で詳しく見る(14枚)

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