サイズ・機能・走りのポリシーは守る! こだわりがある車5選
ピュアなスポーツモデルならではのこだわりとは!?
●トヨタ「クラウン」
トヨタの初代コネクティッドカーとなった15代目「クラウン」は、遠隔で車両の診断や走行アドバイスが受けられる「eケアサービス」、LINEを通じてナビの目的地登録やガソリンの残量確認などができる「LINEマイカーアカウント」などの機能を持ち、車載通信機「DCM」を全車に標準搭載するなど、先進性を全面に押し出した新世代のモデルです。
一方で、開発中にドイツの「ニュルブルクリンクサーキット」を走り込み、どんな路面変化でも目線がぶれない新次元のドライビングが体験できるクルマを目指し、走りの進化も追求したといいます。
ロングノーズでFRらしいプロポーションと、ルーフからテールエンドにかけて伸びやかなサイドシルエットを生む6ライトウインドウの採用など、トヨタは「クラウン史上最高にスポーティなデザイン」と表現。
このボディは全長4910mmと先代よりもわずかに大きくなりながら、全幅1800mmを守り、日本の道路環境で取り回しやすいサイズとしています。
3ナンバー専用ボディとなって以降、この全幅1800mmには設計担当者の強いこだわりが感じられます。
●ホンダ「シビック タイプR」
1997年、「NSX タイプR」「インテグラ タイプR」に続き、ホンダのタイプRシリーズ第3弾として登場した「シビック タイプR」は、シビックのエンジンやサスペンションに、他のタイプRと同様、サーキット走行を視野に入れたチューニングを施したスポーツモデルです。
現行モデルの5代目シビック タイプRでは、巨大なリアウイングなどのエアロパーツや、スポーツマインドあふれる内装など、素のシビックとは別モノであることをアピールしています。
しかし、従来のシビック タイプRが標準のシビックをベースにパフォーマンスを高めたモデルだったのに対して、シビックハッチバックと同時開発することで、標準グレードの走行性能の向上とタイプRの実用性向上がおこなわれました。
このシビック タイプRは初代から一貫して4名乗車を守っています。5名乗車が可能な室内空間ながらも4名乗車とするのは、シビック タイプRはピュアスポーツであるというこだわりによるものでしょう。
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クルマの商品企画や設計段階では、多くの場合「このクルマはどうあるべきか」、時間をかけて詰めていきます。
思い描いた世界をカタチにしていく作業の段階で、市場の動きや他メーカーの動向でブレてしまうこともあるようですが、しっかりとしたこだわりを持って作り上げられたクルマは、販売台数の多い少ないに関わらず高い評価を受けているのではないでしょうか。
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