レビンやランサーが現役!? 名車の名前を受け継いだ海外専用車5選
名車といわれるクルマでも、時代の流れのなかで消えてしまうことが多々ありますが、じつは海外で生き残っていることも。そこで、お馴染みの車名で海外専用モデルのクルマを5車種ピックアップして紹介します。
海外で生き残った往年の名車たち
新たに発売される新型車の影で消えていくクルマもあり、かつては名車といわれたクルマも例外ではありません。
しかし、海外のみで販売されるクルマのなかには、往年の名車の名前を受け継いでいるモデルがあります。
そこで、お馴染みの車名ながらも海外専用モデルのクルマを5車種ピックアップして紹介します。
●トヨタ「レビン」
トヨタ「カローラ」のスポーティグレードといえば「レビン」ですが、初代カローラレビンの「TE27型」や、FR車最後の「AE86型」、最終モデル「AE111型」など、歴代レビンはどの時代も走り好きなユーザーから愛されるクルマでした。
2000年にレビンが消滅してしまうと、その後カローラシリーズにはスポーティなグレードは設定されず、2019年9月にフルモデルチェンジした「カローラ/カローラツーリング」でも、設定されませんでした。
ところが、2018年の中国・広州国際モーターショーにおいて新型カローラシリーズが発表され、レビンも同時に登場しました。
車名はトヨタ「レビン」でカローラの姉妹車とされ、ガソリン車とハイブリッドがラインナップされ、外観もカローラに比べてスポーティな印象となっています。
ただし、レビンはカローラに比べてとくに高性能なエンジンを搭載しているわけでなく、かつてのようなモデルではありません。
●三菱「グランドランサー」
三菱「ランサー」は1973年に発売された初代からラリーなどのモータースポーツで活躍し、三菱のスポーツモデルとしてのポジションを揺るぎないものにします。
近年は4WDスポーツセダンの「ランサーエボリューション」シリーズがありましたが、2016年に販売を終了。それに先立って2010年に通常モデルのランサーも国内販売を終了し「ギャランフォルティス」に統合され、2015年にはギャランフォルティスも販売が終了し、現在は三菱の国内販売ではセダンが消滅してしまいました。
しかし、ランサーの名はオーストラリアや台湾で生き残り、台湾で販売されている「グランドランサー」は2017年に新型が発売されています。
グランドランサーは全長4615mm×全幅1770mm×全高1490mmのミドルクラスセダンで、エンジンは全グレードとも140馬力の1.8リッター直列4気筒を搭載。
外観は三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」が採用され、スポーティかつスタイリッシュなイメージです。
足まわりではリアにマルチリンクの独立懸架を採用するなど、ランサーの名に恥じぬ内容となっています。
●日産「サニー」
日産を代表する大衆車の「サニー」は1966年に初代が発売されました。
サニーは時にはファミリーカーとして、時にはモータースポーツで活躍するスポーティカーとして人気を博し、40年にわたって販売されてきましたが、セダン人気の低下や、コンパクトカー主軸を置く日産の戦略もあり、国内でサニーは消滅してしました。
ところが、インドやミャンマー、中国などでベーシックなセダンの役割を担ってサニーが復活し、現在も販売されています。
現行型のサニーは日本で2016年に販売を終えた「ラティオ」と同型車です。エンジンは1.5リッター直列4気筒ガソリンを基本として、インド仕様ではディーゼルエンジンもラインナップしています。
また、仕向地によってはラティオに対して内装の仕上げが簡素化され、コストダウンが図られました。
かつての日本の大衆車は、いまやアジア圏の大衆車として活躍しています。
AE111系レビンが消滅するとスポーティグレードがなくなるとあるけど9代目カローラには、HBカローラランクスZ、ZエアロツアラーとワゴンのカローラフィールダーZエアロツアラーがあるったで。どちらも190psの1.8リッター2ZZ-GEエンジンを搭載し6MTと4ATの設定。このエンジン他の車種でも1代限りやけどロータスにも搭載されていたスポーツエンジンや。