トヨタ新型「ハイエース」登場間近? タイや台湾の「マジェスティ」「グランビア」を日本導入か

日本導入はどんな仕様になる?

 日本では、ヤマハのスクーター「マジェスティ」の商標登録があるため、日本のユーザーに馴染みのある「グランビア」を使うか、「ハイエース」の名を冠して販売される可能性が高いです。

オーストラリアで発売される新型グランビア
オーストラリアで発売される新型グランビア

 仮に新型モデルが発売された場合、どんなユーザー層を狙ってくるのでしょうか。トヨタの関係者はこのように語ります。

「2019年内に、海外向けとほぼ同じ仕様で日本に入ってくるようですね。インテリアや装備は非常にゴージャスで、アルヴェル同等の内容にするようです。

 日本ではハイエースの需要が非常に高いため、商用やキャンピングカーベースを主眼にした200系に新型ワゴンを加えることで、アルヴェルのユーザーとは違う広いユーザー層をターゲットにできます」

※ ※ ※

 タイでマジェスティが発表された際、現地法人の管方道信社長は、「アルファードは高価過ぎるというタイのユーザーは多い。その点でマジェスティは手頃な価格で、豪華な仕様を手に入れられるモデル」といった主旨を語っています。

 マジェスティのタイでの価格は、日本円で約600万円から760万円となっていますが、グランビアのオーストラリアでの価格は約460万円から550万円。日本市場を考えれば、オーストラリアでの価格帯に近くなってくるのではないでしょうか。

 またベースとなっている新型ハイエースには、ディーゼルエンジンの他に3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンも設定されているので、日本では2種類のエンジンが展開される可能性もあります。

 新型ハイエースの動向は日本での注目が非常に高く、これまでも欧州向けの「プロエース」やそのほかの地域に輸出されている「ハイエース・レジアス」などが、新型ハイエース(300系)なのではないかといわれてきました。

 しかし、日本市場では定番の売れ筋モデルとなる200系を廃止できないという判断から、今回のグランビア/マジェスティと同等のモデルが発売されるのが濃厚のようです。

 新たに300系が発売されれば、アフターパーツやキャンピングカーの市場も動き、自動車業界にさまざまな動きが出そうです。2019年10月に開催される東京モーターショーに出展されるか、現段階では情報はありませんが、少しでも早く実車に触れたいところです。

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2件のコメント

  1. 2.8ディーゼルと言うことでFRベースなのでアルファードよりいいかもね
    しかしトヨタは後だしジャイケンが得意だなw
    かつてグランビアとグランドハイエースはいすゞ自動車の日産OEM以前のWFR型ファーゴを生産していた藤沢市の下請け工場が生産していたわけだが、後に5ナンバーサイズのレジアスなど当時のトヨタは様々なニーズに答えていた
    アルファードのような既に化石に成り下がった昔のカムリ系のFFのプラットフォームを使い続けるような小細工はしなかったのだがね、当たり前ではあろうが今は特に顧客の為ではなく企業よりに利益をより出す為の企業孝行の車しか開発しなくなってしまった。
    初代プリウスや初代セルシオでせっかく世界と同じ土俵に上がったのにわざわざ日本国内でレクサスを道具にベンツやBMWに対抗して結局はトヨタ車お下がりのSUVの車を売らざる得なくなった現実
    それは初代プリウスを出した当時の社長の奥田氏のような反骨精神が今の社長には欠けているからである。

  2. 2017年のLCVが欲しい

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