昔あった230馬力の「シルビアミニバン」!? 日産「プレーリーリバティ」スポーティ仕様はどんな車だった?
エンジンまでは変えられない? 現行ミニバンのスポーティ仕様とは
プレーリーリバティハイウェイスターGT4のような過激なスポーティさを持つミニバンは、現在や当時のミニバンと比べて、どのような存在だったのでしょうか。
ミニバンをはじめとしたファミリー層を対象としたクルマでは、同乗する家族が体感する乗り心地などにも考慮する観点から、他のボディタイプと比べるとスポーティさは比較的敬遠されがちです。
しかし、スポーティさではなく多人数乗車時の動力性能という観点から見ると、余裕のあるエンジンパワーはむしろ歓迎され、大型ミニバンでは大排気量・ハイパワーのエンジンを搭載したミニバンが数多く存在します。
2019年9月時点の現行モデルでは最高出力301馬力を誇る3.5リッターV型6気筒エンジン搭載のトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」や、最高出力が280馬力で同じく3.5リッターV型6気筒エンジンが搭載された日産「エルグランド」などがあります。
5ナンバー小型サイズのミニバンでは、価格を抑える観点もあることから、ハイパワーのエンジンが搭載された仕様やスポーティさが強調されたグレードが設定されることは少なく、一部現存するスポーティグレードのトヨタ「ノア GR SPORT」やホンダ「ステップワゴン Modulo X」でもエンジンに手は加えられていません。
一方、1999年前後に発売されたミニバンを見ると、プレーリーリバティと近いボディサイズでは、5ナンバーサイズという点で共通する背高タイプのノア(当時はタウンエースノア/ライトエースノア)やステップワゴン、セレナのほかに、現在ないモデルとして1999年発売のマツダ「プレマシー」や2000年発売のホンダ「ストリーム」、2003年発売のトヨタ「ウィッシュ」などが存在。
しかし、いずれのモデルにもプレーリーリバティハイウェイスターGT4ほど過激な性能のエンジンを搭載するグレードは設定されていませんでした。
プレーリーリバティハイウェイスターGT4より前の発売ではあるものの、1999年から遡ること4年、1995年には三菱「シャリオ」に「リゾートランナーGT」が追加設定されていました。
このクルマは同社のスポーツモデルである歴代「ランサーエボリューション」シリーズに搭載されていた2リッター直列4気筒ターボ「4G63型」エンジンが搭載され、最高出力230馬力を発揮。プレーリーリバティハイウェイスターGT4と立ち位置は近かったといえます。
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プレーリーリバティハイウェイスターGT4は、2001年にプレーリーリバティが「リバティ」に車名を変更したタイミングで消滅します。また、シャリオリゾートランナーGTも、シャリオ自体のフルモデルチェンジ(車名を「シャリオグランディス」に変更)でラインナップされなくなりました。
約20年が経過した2019年現在、5ナンバーサイズのミニバンに搭載されているエンジンを見ると、1.5リッターから2リッター程度のガソリンやハイブリッドシステムを搭載したクルマが目立ちます。なかには1.5リッターターボ(ステップワゴン)というクルマもありますが、こちらはダウンサイジングが目的のターボとなっています。
効率のよい走りを見せるミニバンがそれだけ増加したということではありますが、一方で前出のノア GR SPORTやステップワゴン Modulo Xの設定があることから、ミニバンの走りの良さに対する需要もいまだ存在しているといえます。
小型ボディにハイパワーのエンジンを組み合わせたミニバンを、国産メーカーが再びラインナップすることはありうるのか、注目されます。
何でプレーリーをSR系だけでシルビアと重ねてんの?
この車はプリメーラやパルサーがベースだよね?同じ1UZもセルシオ用とマジェスタ用では違うしね、ここの記者は何かとSR系を絶賛するがシルビアは先祖を辿ればL18やZ型にCA型などSRは後発なだけで大したエンジンじゃないよね?
オイルパンが小さくストレーナーとの隙間も狭く載せる車の性質上で歴代エンジンでも有り得ることだがSRは先代エンジンの不具合を炙り出しきれてない後発エンジンなのでSR系の日産車は買いませんでした。
どちらかと言うとRBエンジンのタペットカバーに似ているCAツインカムが好きでしたかね