コンクリブロックまで…年間80万件の道路上落下物 静岡県では故意な「置き石」が問題に

落下物を発見した際の対処方法は?

 高速道路上での落下物に関するトラブルは、「警察(110番)」、「非常電話」、「道路緊急ダイヤル(#9910)」へ通報をするのが基本ですが、連絡の前後に取るべき行動があります。

 高速道路上では、基本的に停車することが禁止されています。しかし、落下物と衝突した際などやむを得ず停車しなければならない場合では、非常駐車帯と呼ばれる避難場所があるため、そこに避難します。

 避難後、周囲の安全が確保できたら事故の通報をしましょう。クルマの破損状況が気になりますが、十分注意してクルマから降りてガードレールの外などの安全な場所に避難し、警察が到着するまでそのまま待機しましょう。

落下物に関する注意喚起
落下物に関する注意喚起

 走行不可能な状態に陥り、路肩に停車しなければならないケースも考えられます。その場合は、まずハザードランプを点灯させ、車内から周囲の安全を確認します。

 安全が確保できたら車外へ出て、発煙筒や停車表示板を置き、後続車の追突防止措置を取ります。その後、ガードレールの外などの安全な場所に避難してから通報をしましょう。

 また、一般道路は高速道路と違い停車が可能なため、落下物を発見した場合は安全を確保しハザードランプを点灯させ停車しましょう。落下物が巨大な場合など通行が困難な状況では、発煙筒の使用も推奨されています。

 通報先は高速道路と同様に「警察(110番)」または「道路緊急ダイヤル(#9910)」になります。ここで重要なのが間違っても自ら落下物を移動してはいけません。事故に巻き込まれる可能性が高く危険なので、安全な場所で待機しましょう。

 また、一般道路は小さな落下物も多く、気づかぬ間にタイヤで踏みつぶしてしまう事も少なくありません。パンクやバーストなどの原因にもつながりますので、何かを踏んでしまったかもと感じたときは、タイヤの点検も忘れずにおこないましょう。

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