次期型ある?ない? 超ロングセラーも新型車の噂が絶えないクルマたち5選
クルマはある程度の期間を経るとモデルチェンジをおこなうのが通例ですが、近年はその期間が昔よりも長くなる傾向にあります。そこで、フルモデルチェンジすることなく販売を続けているロングセラーなクルマを5車種ピックアップして紹介します。
日産を代表するスポーツカー2台もロングセラーなクルマ
●日産「GT-R」

「GT-R」の系譜が途絶えて16年後の1989年にR32型 「スカイラインGT-R」が発売されました。1995年にR33型、1999年にR34型が発売されましたが、2002年に再びGT-Rの系譜が途絶えます。
そして2007年12月に満を持して発売された日本のスーパーカー、日産「GT-R」は2019年で発売から丸12年になります。
ドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」で鍛え上げられた運動性能は、発売当時、他の追随を許さないほどでした。また、最高速度も300km/h以上で、走行性能や加速性能はGT-Rの何倍もの価格のスーパーカーを上回る実力を持っていました。
搭載するエンジンは3.8リッターV型6気筒ツインターボで、発売後から毎年のように性能向上が図られ、当初480馬力だった出力も2018年モデルからは570馬力になり、「GT-R NISMO」では600馬力を誇ります。
また、2019年は初代スカイラインGT-R発売から50年という大きな節目の年で、それを記念して「50th アニバーサリー」を発売。さらにGT-R NISMOの2020年モデルを発売するなど、誕生12年を経ても進化を続けています。
GT-Rは日本の高性能車のなかでも、いまだトップクラスの性能で、今後いつフルモデルチェンジするのか、それとも生産が終わるのか、目が離せません。
●日産「フェアレディZ」

2008年12月に発売された6代目「フェアレディZ」は、初代に原点回帰したようなスタイルが話題となりました。
搭載するエンジンは「スカイラインクーペ」などで採用された、最高出力336馬力を発生させる3.7リッターV型6気筒エンジンで、高レスポンス、高出力、低燃費、低排出ガスを実現。
ボディサイズは全長4250mm×全幅1845mm×全高1315mmと大柄ながら、先代よりもショートホイールベース化され、運動性能の見直しが図られました。
発売後にも進化は続き、エンジンの中速回転域のトルクアップを図るコンピューターチューニングや、ほかにもボディ補強パーツの追加、サスペンションマウントブッシュの見直しなど、細かなチューニングが施されています。
2013年6月には、さまざまな専用装備が与えられた高性能版の「フェアレディZ NISMO」がラインナップされ、改良を続けられながら現在も販売中です。
また、2019年7月にはGT-Rと併せてフェアレディZ誕生50周年記念モデル「50th アニバーサリー」を発売。2020年3月末までの期間限定モデルとなっています。
もうすぐ発売から丸11年経ち、GT-Rと並んでロングセラーとなっていますが、いまのところ次期型の噂は聞こえてきていません。
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2018年にスズキ「ジムニー」が20年ぶり、トヨタ「センチュリー」が21年ぶりのフルモデルチェンジをおこない、大いに話題となりました。
また、発売13年と現役でもっともロングセラーなトヨタ「エスティマ」が2019年で販売を終了するなど、10年を超えるようなロングセラーもだいぶ少なくなってきました。
新型車が登場するとワクワク感があり、一気に注目されますが、じつは古くても色褪せない魅力こそが名車の証なのかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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