いまならまだリーズナブル!? これから値上がりが予想される絶版・国産スポーツカー5選

中古車と聞くと、手軽な価格で購入しやすいというイメージを持ちます。しかし、中古車のなかにはその希少性から、驚きの価格に跳ね上がっているクルマも存在します。今回は国産スポーツカーのなかから、今後値上がりされるであろうクルマを5台紹介します。

絶版の国産スポーツカー、なぜ値上がりする?

 いま、1980年代から1990年代にかけて登場した国産スポーツカーの中古価格が、軒並み高騰を続けています。バブル期以降に登場した国産スポーツカーがこれにあたります。

 このように一部の国産スポーツカーが値上がりをする大きな理由のひとつとして、アメリカなどへの流出があります。

 アメリカでは「25年ルール」と呼ばれるものがあり、生産から25年以上経っているクルマはクラシックカーとして扱われ、排出ガス検査などをパスして輸入できるという制度です。これにより80年代、90年代に生産された日本のスポーツカーに注目が集まり、価格が高騰しているのです。

 また、80年代から90年代のスポーツカーブーム時に子どもだった人たちが、現在大人になって憧れのスポーツカーを購入するということも起きています。では、今後どのような国産スポーツカーの値上がりが予想されるのでしょうか。

●日産 R33型「スカイラインGT-R」

日産 「スカイラインGT-R(R33型)」
日産 「スカイラインGT-R(R33型)」

 日産が販売していたスカイラインのかつての最上級グレードが、「スカイラインGT-R」です。

 スカイラインGT-Rは、中古車市場でも極めて高い値段を維持しており、GT-Rとして3代目となるR32型は380万円、5代目となるR34型はなんと820万円ほどが相場となっています。

 一方4代目となるR33型の平均価格は430万円ほどで、価格差はR32型と50万円ほど。走行性能はR32型よりも高く、また32型に比べて走行距離が短い個体が見つかりやすいという点があり、狙い目のモデルといえます。

 国内外から支持を得ているスカイラインGT-Rは、今後も値上がりが必須となるクルマといえるでしょう。

●トヨタ「セリカGT-FOUR」

トヨタ「セリカGT-FOUR(6代目セリカ)」
トヨタ「セリカGT-FOUR(6代目セリカ)」

 トヨタ「セリカGT-FOUR」シリーズは、1986年10月に4代目セリカに設定されたフルタイム4WDモデルがはじまりです。このモデルからWRCへの本格参戦が開始されました。

 現在、中古車市場でセリカGT-FOURというと、おもに1993年~1999年にかけて製造された6代目セリカがヒットします。丸目のヘッドライトが特徴的な6代目セリカGT-FOURの価格は、100万円程度のものから、走行距離が10万kmを切るものでは200万円前後で取引されています。そこで注目したいのが5代目セリカの価格です。

 販売されたのが1989年から1993年と古いモデルで、走行距離も10万kmを超えるような個体が多いにも関わらず、その価格帯は200万円前後で推移しています。つまり、今価格が落ち着いている6代目セリカも、これからどんどんその希少性が増していくと考えられ、その価格も上昇していくと予想されます。

値上がり必至!? 中古車市場で今後人気が出そうな絶版国産スポーツカーの画像を見る(25枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー