「え、あなた誰?」 初代と現行モデルでガラッと印象を変えたクルマ3選
元祖高級ミニバンもガラッと印象が変わったクルマ
●日産「エルグランド」

初代エルグランドは、1997年に「キャラバン」と「ホーミー」の乗用モデルである「キャラバン エルグランド」と「ホーミー エルグランド」として登場しました。
その後、1999年のマイナーチェンジで車名が「エルグランド」に統一されます。2002年に登場した2代目モデルでは「夢とくつろぎと感動を提供できる最高級ミニバン」をコンセプトとして登場し、2010年まで8年間生産されるほどロングセラーとなりました。
現行モデルの3代目は2010年に登場します。先代と比べると、ヘッドランプからグリルへ伸びた上下二段式フロントマスクを特徴とした顔つきと、低床化した車高が特徴です。
2014年にはマイナーチェンジがおこなわれ、フロントグリルが大型化されたほか、ヘッドランプが新デザインに変更され、目ヂカラがアップします。先代までの優しい印象から一転、威圧感が増した外観に変貌を遂げました。
ユーザーの反応は、「先代の優しい目つきが気に入っていたのに、急に強面になって悲しい」という声もあるようです。しかし、「ほかのミニバンよりも威圧感には劣るが高級感では勝る」との意見もあり、近年競争が増すミニバンジャンルにおいて、高級感という点で差別化が図られています。
3代目が登場して約9年が経ち、4代目エルグランドの登場も噂されています。競争の厳しいミニバンという分野において販売台数面で苦戦しているエルグランドですが、息を吹き返すことはできるのでしょうか。
Writer: Peacock Blue K.K.
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