ガソリン価格、いくらだと「高い」? 一般ユーザーが考える限度はどれくらいなのか
カーライフとは切っても切れない「ガソリン価格」に関するアンケート調査がおこなわれました。はたして、リッター何円以上から「高い」と感じる人が多いのでしょうか。
ドライバー目線から見た、いまのガソリン価格の「相場」とは
ガソリンに代表されるクルマの燃料は、価格が日々変動することから、多くのドライバーにとって注目度の高いものです。
そんななか、ガソリン価格の意識に関するアンケート調査がおこなわれましたが、いったいどのような結果となったのでしょうか。
今回のガソリン価格についてのアンケート調査は、インターネット上でおこなわれ、7032人(うちクルマ所有者:6329人)の有効回答者が参加しました。
まずアンケートでは、高いと感じるレギュラーガソリン価格について、「120円/リッター以上」から10円刻みで「170円/リッター以上」までの6選択肢、そして「その他」を加えた7つのなかから選択する質問がおこなわれました。
その結果、もっとも回答者が多かった選択肢は「140円以上/リッター」(40%)が最多となり、次いで「130円以上/リッター」(22%)、「150円以上/リッター」(20%)がつづきました。
2016年から2018年の同じアンケート結果と比べると、過去3回ではいずれも1位だった「130円以上/リッター」が、今年(2019年)の調査では2位という結果となっています。
クルマを所有する人(6329人)と所有しない人(703人)で回答を比較すると、1位の「140円以上/リッター」は両者で違いないものの、クルマ所有者が2位「130円以上/リッター」、3位「150円以上/リッター」と続く一方、クルマ非所有者は2位「150円以上/リッター」、3位「130円以上/リッター」と逆転していることから、ガソリン価格に対する意識に若干の差がみられます。
この結果について、調査を実施したパーク24(株)は、「2018年1月から現在に至るまで店頭小売価格が140円/リッターを切ることがなく(データ:経済産業省資源エネルギー庁による給油所小売調査価格)、2018年10月には、160円/リッターになっています。
2年弱、『140円以上/リッター』が続いていることから、『130円以上/リッター』を高いと感じる人が減少していると考えられます」とコメントしています。
なお、ガソリン価格によるクルマの利用頻度の増減についても調査、「変わる」「価格によっては変わる」「気にしない」「変わらない」の4択で質問がおこなわれました。
その結果「気にしない」「変わらない」の合計は73%に達しています。
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なぜガソリン価格は日々変動するのでしょうか。ガソリン事情に詳しい専門家は次のように説明します。
「ガソリン価格の決定には非常に複雑な要素が絡みます。そんななかで、ガソリン価格に影響するもっとも大きな要因は産油国の情勢です。
現在、世界の産油国の上位はアメリカ、サウジアラビア、ロシアの3か国です。ほかには中東各国やカナダ、中国、ブラジルが主要な産油国となっていますが、残念ながらこれらの国々には政情が安定していないところもあり、産油国同士で睨みあっていたりすることも少なくありません。
原油は、あらゆる産業の基礎となるものですから、各産油国もその取扱いには慎重で販売価格も国家の状況によって左右されます。日本は、原油を海外からの購入に頼らなければならないので、どうしても世界情勢に左右されてしまうのです」
ガソリン価格の予想を正確におこなうことはかなり難しいといわざるを得ませんが、日々のニュースをチェックすることで、ヒントはつかめるかもしれません。
毎度150円に迫ると税率の議論が勃発するパターンが笑えるよな
時限措置の割引の終了が迫ると実質値上げと騒ぐ元の立ち位置すら忘れて毎日喉元が涼しいのでしょうかね?w