初代ダイハツ「ミラ」発売から39年 最新の「ミライース」は軽自動車の原点に立ち返った!?
軽自動車の基本に回帰した「ミライース」と「ミラ トコット」
●最新モデルは「ミライース」と「ミラ トコット」
1985年に登場した2代目ミラは「ターボTR-XX」を追加し、1991年には「アルトワークス」に対抗するべくモータースポーツベース「X4-R」が登場します。
そして、1997年にはレトロな外観デザインの「ミラ クラシック」を追加し、ミラの派生車種「ミラ ジーノ」や「ミラ ココア」など、さまざまなニーズに応えるようにラインナップの拡充を図ります。
しかし1995年にトールワゴンの「ムーヴ」が発売されると、徐々に軽自動車人気が背の高いワゴンにシフトし、さらに2011年に「ミラ イース」が発売されるとミラのグレードは一気に絞られます。
その後2018年にはミラおよびミラ ココアの販売を終了。現在販売されている最新型のミラ イースは2代目で、高い質感の内外装ながら、低価格と低燃費を実現しているモデルです。
エンジンは最高出力49馬力を発揮する直列3気筒DOHC自然吸気を搭載し、全長3395mm×全幅1475mm×全高1500mmで車重650kgと軽量なボディ(2WD車のL“SAIII”、L、B“SAIII”、B)を軽快に走らせます。
車体の軽量化の恩恵として、JC08モード燃費35.2km/L(2WD車のL“SAIII”、L、B“SAIII”、B)という低燃費も達成。
価格はもっとも安価なグレード「B」の2WD・CVT車で84万2400円(消費税込、以下同様)。この低価格ながら、エアコン、パワーステアリング、パワーウインドウ(フロントのみ)、パワードアロック、キーレスエントリーなどの快適装備に、セキュリティアラーム、SRSデュアルエアバッグ、ABS、VSCなどの安全装備が標準で搭載されています。
さらに、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載したグレード「B“SAIII”」でも、2WD・CVT車なら90万7200円と、低価格を実現。
また、2018年には直線基調の外観と内装で、女性ユーザーをターゲットとした派生車「ミラ トコット」を発売。これまでのベース車に対して『盛る』から『シンプル』へ発想を転換し、女性のみならず、初めてクルマを買う若年層にも訴求しています。
ミラ トコットの価格は、107万4600円からです。
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現在、各メーカーとも軽自動車の主力はスーパーハイトワゴンですが、1980年代から続く「ミラvsアルト」の販売合戦は、現在でも続いています。
もちろん、ダイハツとスズキは多くの車種で競合となっており、これからライバル関係は続くでしょう。
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