日産新型スカイラインの受注が好調! 世界初の運転支援と若者を虜にするスポーティさが成功の鍵

日産新型「スカイライン」の受注が好調で、約1か月半で1760台を受注しました。ハイブリッドモデルは世界初の「プロパイロット2.0」を搭載し、ガソリンモデルはスカイライン史上最高馬力のモデルも登場するなど、日産を代表するモデルとして大きく進化しています。

技術の日産を象徴する新型「スカイライン」

 2019年9月17日にマイナーチェンジして発売される日産新型「スカイライン」が、受注を開始してから約1か月半で、月間目標の約6倍近くとなる1760台の受注を獲得したことがわかりました(月間目標は200台)。

スカイライン史上最強! 405馬力の「400R」
スカイライン史上最強! 405馬力の「400R」

 2018年のスカイラインの年間販売台数は約2000台だったので、新型モデルは受注開始約1か月で、昨年の約4分の3の受注をすでに得たことになります。

 1760台のグレード別受注は、ハイブリッドモデルが全体の48%、ガソリンモデルが52%となっています。

 新型スカイラインのハイブリッドモデルは、先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を世界初採用しました。

「プロパイロット2.0」とは、高速道路の同一車線内でハンズオフ可能なナビ連動ルートを実現したシステムで、ドライバーが常に前方を注視してハンドルを確実に操作できる状況であれば、同一車線内での手放し運転が可能となります。

 なぜ今回、世界で初めてとなる「プロパイロット2.0」が新型スカイラインに搭載されたのでしょうか。新型スカイラインの開発を担当した丸地氏は、次のように説明します。

「世界初の新技術は、国内のモデルに最初に搭載するというのが日産の考え方です。電気自動車『リーフ』にしても、『セレナ』の『プロパイロット』にしても、初めて販売したのは国内です。そのため、今回の『プロパイロット2.0』についても、まずは日本で出すことにしました。

 どのクルマに搭載しようかと考えたときに、時代の最先端の技術を搭載してきたスカイラインが最適だと考えました。スカイラインは、もともと高度な安全技術を搭載していたこともあり、『プロパイロット2.0』を実現できると判断したためです。

 また、スカイラインは、日産車のなかでもいちばん歴史が古く、60年以上も継続してきた伝統のあるモデルです。そのスカイラインに搭載することで、技術の日産を象徴するという意味も込めました」

 ガソリンモデルは、3リッターV型6気筒ツインターボエンジン(VR30DDTT型)を新たに搭載しました。304馬力とパワフルなエンジンで、アクセルを踏んだ瞬間から強い加速を味わうことができます。

 さらに、スカイライン史上最高の405馬力を実現した「400R」も登場。エンジンは304馬力のものと同じ3リッターV型6気筒ですが、「400R」専用にチューニングを施すことで最高出力がアップ。シャシ性能の向上や世界初のダイレクトアダプティブステアリング、インテリジェントダイナミックミックサスペンションが採用され、よりスポーティな走行性能を実現しました。

 とくに「400R」が予想以上に好調で、ガソリンターボのうち、「400R」が半分を占めています。セダンの購入者は50代以上と年齢層が高いのですが、「400R」の購入者は40代が3割近くを占め、20代・30代の若い世代の比率がほかのグレードより高いといいます。また、これまで日産車以外に乗っていたユーザーが約2割を占めているといいます。

 セダンの人気がないといわれている昨今で、スカイラインが若者に受け入れられているという状況は異例ともいえるでしょう。
 
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 デザインは、最近の日産車に用いられている「Vモーショングリル」を採用し、これまで以上に若々しい印象に一新しました。

 なお、従来型は日産が海外で展開するインフィニティのバッジを装着していましたが、新型スカイラインでは日産のバッジに変更されています。

 ハイブリッドモデルは「プロパイロット2.0」の搭載で最先端の安全性能を、ツインターボエンジンを搭載したガソリンモデルはスポーティな走行性能を実現するなど、好みで選べるラインナップも新型スカイラインの魅力です。

 新型スカイラインは、日産を代表するモデルとして、新たな一歩を踏み出したといえそうです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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